第167回・森で遊ぶ会(桶ヶ谷沼)実施報告

日時: 令和元年12月18日(水) 9時40分~14時20分(現地)

場所: 桶ヶ谷沼・鶴ヶ池(静岡県、磐田市)

参加者: 合計28名(静岡市・22、藤枝市・3、富士市・2、島田市・1)

担当幹事: 小久保 杉山

アシスト会員: 大石 小嶋 佐野 高橋 中川 廣野

実施状況:

  •  桶ヶ谷沼では、過去に3年続けて現地集合でこの会を実施したことがある。ただこれは数年前でありこの間に新しく会員になった方も多いこと、それと今回はバスツアーにしたので足の便のない方も参加できる、ということで今回の企画に至った。これまでと同様に、沼を囲む森の樹木と沼を訪れた冬鳥とを観察しようという内容だ。冬鳥観察には、桶ヶ谷沼に加え隣の鶴ヶ池にも回ってみることにした。
  •  桶ヶ谷沼の周囲には照葉樹林が広がっている。ここにはクスノキ科の樹木が比較的多く、県内では他であまり見かけないカゴノキや、初冬に花と赤い実が同時に見られるシロダモなどが沢山生えている。周囲には同じクスノキ科のタブノキやヤブニッケイなどもあり、互いによく似たそれらの枝葉の細かな違いを確かめながら歩いた。また林床には赤い実をつけたセンリョウやマンリョウ、アリドオシなどが見られた。一両~万両までのランクづけの根拠、実の色と鳥の色覚との関係、更には実に残った蘂の痕跡と花の構造との関係を考えてもらったりもした。
  •  今回の”売り”の一つがコハクチョウとの出会いだ。温暖な静岡県では迷鳥扱いだが、ここ桶ヶ谷沼にはほぼ毎年2~3羽がやって来る。しかし前日まで「今年は、まだ来ていない」という情報ばかりで、これは諦めていた。しかし最後に鶴ヶ池に移動したところで、そこに2羽のコハクチョウがいるのを発見した。奇跡的にちょうどこの日に飛来したようで、皆さんに大いに喜んでもらえた。他に姿の美しいヨシガモなどもおり、フィールドスコープで拡大したこれらの水鳥の映像を皆さんに見てもらった。こうした映像は初めて見る人が大半のようで、感嘆の声が上がった。
  •  今回が令和元年最後の「森で遊ぶ会」になったが、幸い天気にも恵まれ、また期待のコハクチョウにも出会え、有終の美を飾るにふさわしい観察会になったものと思う。沢山の方から「とてもよかった」という声を聞かせていただいた。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2019/12/第167回森で遊ぶ会(桶ヶ谷沼)・実施報告書.pdf


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