第185回・森で遊ぶ会(浜北・県立森林公園)実施報告

日時: 令和4年3月24日(木) 8時~16時30分

場所: 静岡県立森林公園(浜松市北区)

参加者: 26名(静岡市 21、藤枝市 4、富士宮市 1)

担当幹事: 青野、杉山

アシスト会員: 大石、大澤、越智、小久保、小嶋、佐野、矢下

実施状況:

 山はそろそろ芽吹きの頃。早春の花を求め、浜北の森林公園に出かけた。久しぶりの観察会なので、参加者の体力と知識欲とのバランスを考慮しコース設定をしてみたが、丁寧な説明と参加者の好奇心で時間通りには歩けそうもなかった。そこで観察会後半の目的地「つり橋」までをバスで移動することにして、余裕をもって観察することにした。全体を3つの班に分け、8~10名の参加者に3人ずつインストラクターがついてガイドするという「豪華」な布陣になった。

 

 春本番は始まったばかりだが、気の早いアオモジが満開であちこちで淡黄色の花を見せてくれた。アオモジと真紅のカンヒザクラとの競演も艶やかで、参加者の目を楽しませてくれた。またアセビ、キブシ、ヒサカキなどの他、ハクモクレンやコブシなど、早春の花々が咲いていた。ツツジ類もお目当ての一つだったが、こちらはコバノミツバツツジとモチツツジで僅かな開花が見られた。サクラ類ではヤマザクラを中心に、オオシマザクラやコヒガンザクラなどが見頃になっていた。また草花ではフモトスミレとハルリンドウがちょうど見頃で、参加者は地面に顔をつけるようにして写真におさめていた。

 

 こうした花々の観察では、ルーペで小さな花冠の中を覗き込んで雄花と雌花の識別をしたり、萼筒や萼、子房の毛などで種毎の見分け方を体験してもらったりした。またこの季節は花だけでなく、樹々の芽吹きも美しい。樹木毎に特徴のある芽吹きの様子も、丹念に見てもらいながら歩いた。またこの時期に多い花や葉がない状態の樹木を見分けるには、冬芽や葉痕、樹皮などでの識別が欠かせない。こうした地味な話しにも、参加者は熱心に耳を傾けてくれた。

 

 新芽が食用になるものや、一方でアセビのように有毒なもの、また薬効のあるものなど、樹木を身近に感じていただく話しも織り交ぜながらの解説に努めた。また井上会員の著書「万葉の樹木さんぽ」からの解説を引用し、万葉の人々が樹木にどう接していたのかに思いを馳せてもらったりもした。

 

 好天に恵まれ、また春の柔らかな森の眺めに心を癒されながら、参加者にはしっかり楽しんでもらえたのではないだろうか。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2022/03/第185回森で遊ぶ会(浜北・森林公園)実施報告.pdf


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