静岡大学教育学部・自然観察野外実習
- 実施日時 令和6年11月7(木) 13時15分~16時30分
- 実施題目 静岡市駿河区 県立美術館の森
- 実施主体 国立大学法人 静岡大学 教育学部
- 派遣講師 NPO森林インストラクターしずおか
- 杉山(代表)、小久保、小長井、佐野
- 参加者 学生:13名 教員:1名 (合計:14名)
- 概要
静岡大学教育学部の田宮教授から、先日、中央動物総合専門学校の学生を対象に、同地にて自然観察を実施し、その時の窓口になっていただいた柿島先生に当会を紹介され、今回の自然観察実習の依頼に繋がった。対象者は、将来、保育や小学校の教師などを目指す学生たち13人である。当日は先生も含め全体で14名の対象者に3つの班に分かれてもらい、それぞれに一人ずつインストラクターを配して自然観察を行った。
県立美術館と中央図書館の周辺ではいろいろな植物を見ることができる。公園のように整備された敷地には植栽された樹木が立ち並んでおり、また美術館裏の斜面に設けられた散策道沿いにも多くの樹木が植えられている。更にこの裏山は有度山の北麓に続いていて、そこには自然の照葉樹林が広がっている。今回はこうした敷地内の植栽木や照葉樹林の中を巡りながら、樹木観察を中心としたガイドウォークを行った。
今回は学習のポイントを、植物種を見分けるための観察上の視点、また植物が自身の生存のためにとっている生活戦略、またこの周辺の森の特徴、野外活動の留意点、自然物からクラフトなど制作につながるヒントの提供などに置いた。特にこの教室では森林生態系での生物同士の繋がりについて強く関心を持っておられるので、とりわけその点を学習できるような案内に努めた。具体的には、ガイドウォークでは実例を見せながら生物同士の繋がりを判り易く解説し、座学でもガイドウォークで得た知識の整理ができる内容とし、森の中の生物同士の共生について講義を行った。
詳しくはこちら ⇒http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2024/11/静大教育学部_自然観察野外実習報告書.pdf