高山・市民の森 森林教室実施報告<しめ縄づくり>
- 実施日時 令和6年12月8(日) 10時~14時
- 実施題目 森の散策、及び「しめ縄」づくり
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 大石、中川橋
- アシスト: 青野、越智、小久保、小長井、佐野、杉山
- 参加者 20人 (大人13人、子ども7人)
- 概要
当初は、11家族28人の参加が予定されていたが、2家族がインフルエンザ等でキャンセルとなり、9家族20人の参加となった。東北~北陸では豪雪とのことで、当地でも大変寒い朝だったが、出発前皆さんで体操をして体をほぐし森の散策に向かった。
森の散策では、途中目にした樹木・草花・キノコ等の説明をしながら歩いた他、ガマズミの果実の味見をしてもらったり、独特の香りのするクロモジの臭いを嗅いでもらったりした。また、当地で見られるアサギマダラ、モリアオガエル、カモシカ等の生態について話したり、山の崩壊地の前では崩壊のメカニズムや、岩脈として現れたピクライト玄武岩について触れたりもした。道端に生えていたウラジロでグライダー遊びも楽しんだ。急な斜面の林を上った後にたどり着いた山頂では、すばらしい眺めが眼下に広がっており、皆さんしばしその景色を楽しんでいた。
午後からは、しめ縄作りを実施した。まずは、「しめ縄とは」という話をしてから、しめ縄作りを開始した。少し湿らせた藁を叩いて柔らかくし縄綯いしやすいようにした。その後、2人で一緒になってしめ縄をつくった。少し手こずった人もいたようだが、最後は何とか形にすることができた。そしてバリ取りして、丸く整形した。飾り付けには、会員が事前に用意した松ボックリや木の実、生木類、それに縁起物のダイダイや松、また紙垂などを使って貰った。更に、参加者が折り紙で作った鶴亀もこれに加わった。皆さんがそれぞれに自分のアイデアで飾り付けをし、独創的で素敵な正月飾りが完成した。最後に自身の作品を手に持ってもらい、記念写真を撮ってお開きにした。普段はなかなか機会がないであろう縄綯いの体験もし、それぞれに素敵な作品を手にして、皆さんには満足していただけたと思う。
詳しくはこちら ⇒http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2024/12/高山実施報告書(しめ縄作り)202412-.pdf