第214回・森で遊ぶ会(富士山・まなびの森)実施報告

日時: 2025年8月25日(月) 8時~17時

場所: 富士山・まなびの森(富士宮市粟倉)

参加者: 21名(静岡市 18、藤枝市 3)

担当幹事: 佐野、青野

アシスト会員: 小久保、小長井、杉山

実施状況:

 今回の森で遊ぶ会は、富士山二合目にある「富士山まなびの森」で実施した。初めて開催する場所のため、参加者に喜んでいただけるか担当幹事は不安であったようだ。しかし、森の中には観るべきものが沢山あった。

 この森は西臼塚の近く、スカイラインを挟んで南側の国有林内約90ヘクタールの森林である。ここでは、1996年の台風による倒木被害で荒れてしまった所を、住友林業が国から委託を受けて森林として復活させようとしている。広葉樹を中心とした植樹で天然林を復活させようとしているのだが、それが台風を生き抜いたブナやケヤキの巨樹、それにウラジロモミの林などと混在して、多様な林相を形成している。ここでは森林のなり立ちを学べると同時に、富士山麓の貴重な自然が色濃く残っているのを見ることができる。

 今回の観察行ではブナやケヤキ、シナノキの巨樹の他、サワグルミやカエデ類、それに林床の低木類、そして珍しい冬虫夏草のカメムシタケ、ヒメシャラの幹に残されたクマの爪痕など、普段目にすることのない大木や生き物、フィールドサイン等を観察することができた。また、この森には、ゴマギ、コクサギ、サンショウ、クサギ、キハダなど特徴的な芳香物質をもつ樹種が多く、嗅覚を使った観察を行うことができた。

 途中、雨が降ってきたが、広葉樹の枝葉が雨を受け止めてくれたため、濡れることなく、快適に観察を続けることができた。まなびの森は私たちに色々なことを教えてくれる、正に学びの森であった。管理人の沢田さんには、下見時の案内や当日のまなびの森の概要説明の他に樹木の解説まで頂いた。この場をお借りしてお礼を申し上げたい。

 観察は3つの班に分かれて行ない、それぞれに森の中を一周する約1.6Kmのコースを巡った。それほど長いコースではないが、林床から樹冠にいたるまで見るべきものが沢山あり、じっくり時間をかけて見て回るのにふさわしい森だった。各班とも担当するインストラクターがそれぞれに持ち味を生かしたガイドで、参加者に森の魅力をや不思議さを伝えた。その様子は、下のリンクから報告書でご覧戴きたい。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2025/09/第214回森で遊ぶ会まなびの森実施報告書.pdf


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