第215回・森で遊ぶ会(県立美術館の森)実施報告
日時: 2025年10月6日(月) 9時20分~12時30分
場所: 県立美術館周辺の森(静岡県)
参加者: 26名(静岡市 23、藤枝市 3)
※ 4名の非会員(静岡市)を含む
担当幹事: 小長井、大石
アシスト会員: 青野、小久保、小嶋、杉山
実施状況:
県立美術館は、有度山北麓の斜面地にある。
散策路が整備されていて、付近には植樹された樹木が多い。 シイ・カシ類など身近によく見られるものから、アオギリ、カゴノキ、カツラ、トチノキ、ヒメシャラ、ユリノキなど身近では珍しいものもある。 そこで、散策路を歩きながらこれらの樹木を観察することにした。 この時期、特に紅葉の始まりや果実(種子)を観察できることを期待した。
美術館の駐車場が9時に開場するため、9:20までに現地集合とした。 全体を3班に分け、インストラクターが2人ずつついて観察を行った。コースは獅子像前から右周りに中央図書館、ロダン館、美術館の周りの遊歩道をぐるりと周回するコースである。1時間足らずの道程だが、これを樹木観察をしながら3時間かけてゆっくりと巡った。
当日は好天に恵まれたが、静岡市の最高気温は32度と秋とは思えないような暑さだった。 このため、参加者には適時休憩をとって水分補給をしてもらうようにした。 暑さが続いていたためと思われるが、紅葉はほとんど確認できなかった。 しかし、果実は期待どおりだった。 モミ、ナギ、ケヤキ、アオギリ、ハクモクレン、マテバシイ、スダジイ、コナラ、アラカシ、エノキ、クサギ、クロガネモチ、ウメモドキ、ハナミズキ、ヤマボウシ、シャシャンボ、アケビ、イロハカエデ、イヌビワ、トチノキ、トサミズキなど未熟なものも含むが、たくさんの種類を確認することができた。 また、五感で体験するのに適した樹木も多く、色々な体験をしていただくことができた。
今回は現地集合としたので会員以外の方の参加もあり、こういう樹木観察は初めてという方が複数おられた。 むろんベテランの参加者もおられたが、「身近な場所なのでここには何度も来ているが、こんなに色々な木があるとは知らなかった。」という声を何人もの方から聞かせていただいた。 皆さんに楽しんでいただけたようだった。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2025/10/第215回森で遊ぶ会(県立美術館の森)・実施報告書.pdf
