高山・市民の森 森林教室 実施報告<花炭、焼き芋>
- 実施日時 令和7年10月12(日) 10時~14時20分
- 実施題目 森の散策、及び花炭と焼き芋づくり
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 小嶋、佐野
- アシスト: 青野、小久保、小長井、杉山、早川、早川、矢下
- 参加者 23人 (9グループ: 大人12人、子ども11人)
- 概要
食べ物に関連するイベントは人気があるようで、多数の参加応募があった由だった。 抽選で選ばれた12グループ30名の参加が予定されていたが、雨模様の天候のせいか9グループ23名の参加となってしまった。 参加者を4班のグループに分け、各班に1~2名のインストラクターがついて森の散策をガイドした。 散策では、木の実や小さな枝葉など、花炭に適した材料を集めながら森の中を歩いた。 一面に霧が立ちこめ今にも降り出しそうな天気だったが、幸い雨にも濡れずに歩くことができた。 池の周辺を歩いたり中間展望台に登ったりした班が多かったが、頑張って山頂まで行った班もあった。 この時期ならではのキノコを見つけたり、色づいた木の実を観察したり、また秋の深まりの中でも活動を絶やさない昆虫を見つけたりしながら歩いた。 _花炭作り_全員集合_2025_1012003.jpg)
午後からは花炭づくりと焼き芋をやった。 散策でそれぞれの家族が集めた木の実やマツボックリ、それに硬めの木の葉や枝などを使って花炭を作った。 他にも我々が用意した様々なマツボックリやドングリ、蓮の実なども材料として使ってもらった。 これらの材料を金属缶に詰めて蒸し焼きにすると、素材の形そのままに銀色に輝く美しい花炭ができる。 綺麗な作品を作るためには、缶から煙排出用に小さな釘孔を開けるが決して空気は入れない、焼き加減を見ながら火から下ろすタイミングをはかるなど、いくつかの工夫が要る。 3台の炉に薪で火を焚き、それぞれの缶をその上で加熱した。 材料を入れすぎて完全に炭にならなかったりしたものもあったが、ほとんどは缶を開けてみると銀色に輝く木の実や木の葉が出来ていて、皆さんの歓声が上がった。
せっかく火を焚いたので、そこで焼き芋作りもやった。 幹事が用意した堀りたてのサツマイモを濡らしたキッチンペーパーに包み、更にアルミフォイルに包んで熾火になった炉の中に投入してもらった。 頃合いを見計らって取り出すと、美味しそうな焼き芋が出来上がっていた。 早速それを頬張る家族連れの嬉しそうな表情が印象的だった。
詳しくはこちら ⇒http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2025/10/高山実施報告(花炭、焼き芋)202510.pdf
