高山・市民の森 森林教室 実施報告<野草のてんぷらづくり>
- 実施日時 令和8年5月17(日) 10時~14時
- 実施題目 森の散策、及び野草のてんぷらづくり
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 朝比奈、越智
- アシスト: 青野、小久保、小嶋、小長井、佐野、杉山、高橋、中川、早川
- 参加者 37名 (14グループ: 大人27名、子ども10名)
- 概要
森を散策しながら食材になる野草を集め、天ぷらにして賞味するというこの企画はいつも好評で多数の参加応募があった由。抽選で選ばれた37人が参加し、インストラクターも11名が参画してこの森林教室を行った。子供連れの家族9組は4つの班に、大人だけの参加者は2つの班に分かれてもらった。これらの6つの班をそれぞれインストラクターがガイドして、班ごとに森の散策に出発した。散策では自然観察をしながら、天ぷら材料になるような木の葉や野草を集めてもらった。うっかり有毒植物を採ってきていはいけないので、間違えやすい有毒植物のサンプルや、注意を促すリーフレットなどを会場に展示して、出発前に参加者に見てもらっておいた。
森の散策には、各班が参加者の意向も確認しながらそれぞれにコースを選んだ。天ぷらを昼食に間に合わせるために今回は散策の時間を短かめにしたが、それでも頑張って山頂まで往復した班もあった。一方ではあまり歩き回らずに樹木の観察に時間を使い、ふだんあまり耳にしない樹木の識別の方法やその生存戦略、利用価値や名前の由来などをじっくりと学んだ班もあった。またクロモジやサンショウの匂いを嗅いで植物を更に身近に感じたり、モリアオガエルの卵塊やカモシカなどこの森のもう一方の役者たちとの出会いを楽しんだ班も多かった。この時期は花も実も、あまり見るべきものは少ないのが残念だが、あちこちにあるヤブデマリの花がまだ辛うじて残っており、森に彩りを添えていた。
散策では天ぷら用の食材として、ユキノシタ、オオバコ、ハルジオン、ハハコグサ、ドクダミなどの野草、それにミヤマウコギやクロモジ、サンショウなどの葉、更にリョウブやミツバアケビ、タラノキなどの芽も採取した。持ち帰った食材は、まず待機したインストラクターが鑑別して食用適否を判定した。班ごとにそれぞれの「獲物」を水洗いしてから天ぷら揚げの作業にとりかかった。子供たちも大人に見守られながらてんぷら揚げに挑戦し、上手においしく調理できたようだった。
揚げたてのてんぷらは、それぞれの家族が昼食のおかずとして早速賞味した。身近な植物が材料でも揚げたてのてんぷらの味は格別なのだろう、大勢の家族が野趣に富んだイベントを目一杯楽しんでくれたようだ。器材や材料の準備に我々もそれなりの時間を費やしたが、参加者の皆さんが近くの屋外の木陰に、あるいは屋内のテーブルにそれぞれ陣取って昼食タイムを楽しんでいる様子を見て、我々も思わず頬が緩んだ。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2026/05/高山実施報告(-野草の天ぷら-)202605.pdf
