NPO 森林インストラクター しずおか
その他の活動

 今年もこれまで実施してきました“子ども樹木博士”認定会や“森で遊ぶ会”,イベント事業参加を引き続き実施するとともに,新しく山村農家の仕事を体験する“やまがしごとの会”を始めることにしました。
 できれば私たちの行事に参加していただいて,地球の緑を守る森林や農林業を知っていただければと思います。


平成20年度
行事 期間 依頼先
NHK文化教室 志太の巨樹巡り 1月16日(金) NHK文化教室
谷津山の自然を学ぼう 10月25日(土) 葵生涯学習センター
谷津山再生協議会
樹木と花めぐり 森林散策でリフレッシュ! 10月17日,11月21日,12月19日 NHK文化センター 静岡教室
残そう、育てよう、おれっちの森! 8月31日(日) FSPJ事業委員会
森の散策と木のクラフトづくり 8月28日(木) あがたい放課後児童会


平成19年度
行事 期間 依頼先
葵の森に花よ咲け 3月16日(日) (社)静岡県緑化推進協会
静岡市
志太榛原地区の巨樹を巡る旅 1月26日(土) (社)静岡県緑化推進協会
静岡県志太榛原農林事務所
「炭焼き体験」等とメニューづくり研修会 11月11日(日) 静岡県志太榛原農林事務所
森林インストラクター研修会 11月5日(月)〜6日(火)
富士山国有林見学会 10月24日(水) 静岡森林管理署
自然ウォッチング・安倍峠 10月20日(土) 静岡市(農林総務課)
JAF 富士フェスティバル 2007 7月28日(土)〜29日(日) (社)日本自動車連盟
谷津田のある里山づくり 5月26日(土) 静岡県志太榛原農林事務所
(社)静岡県緑化推進協会
(社)静岡県山林協会


平成18年度
行事 期間 依頼先
ダイラボウに花よ咲け2007 3月17日(土) 静岡県緑化推進協会・静岡市
ふるさとの森で遊ぼう 1月21日(日) 静岡県志太榛原農林事務所
(社)静岡県緑化推進協会
富士山国有林見学会 11月2日(木) 静岡森林管理署
自然ウォッチング・大谷崩 8月12日(土) 静岡市(農林総務課)
JAF 富士フェスティバル 2006 7月29日(土)〜30日(日) (社)日本自動車連盟
森林インストラクター研修会 6月10日(土)〜11日(日)


平成17年度
行事 期間 依頼先
森林インストラクター研修会 1月28日(土)〜29日(日)
自然ウォッチング 10月15日(土) 静岡市
JAF 富士フェスティバル 2005 8月26日(金)〜28日(日) (社)日本自動車連盟
春の森づくり県民大作戦シンボルイベント 4月29日(金) 静岡県
有度山での竹の子掘りなどの指導 4月24日(日) けやきライオンズクラブ
ダイラボーに花よ咲け 4月16日(土) 静岡市農林総務課


平成16年度
行事 期間
森林インストラクター研修会 平成17年1月29〜30日
里山保全活動推進業務受託事業 平成16年6月25日〜平成17年3月25日
里山の秋体験 11月20日(土)
自然ウォッチング・井川峠〜笹山 10月16日(土)



これからの行事





これまでの行事



NHK文化教室 志太の巨樹巡り   1月16日(金)
◆日時:1月16日(金) 9:00〜15:30
◆場所:焼津市,藤枝市
◆参加者: 15人
◆参加インストラクター:井上,増田
◆実施内容
 冷え込みは厳しかったですが、快晴で風もない絶好の好天に恵まれた一日でした。
9時に静岡駅前を出発し、焼津市と藤枝市の12ヶ所に巨樹を訪ね、15時半に出発地の帰りました。15名の参加者は、多くの巨樹の精気に触れて感動し、満足そうでした。
   
須賀神社のクスノキ   大慶寺・久遠の松 



樹木と花めぐり 森林散策でリフレッシュ!
10月17日(金)  井川高原(紅葉)
 8時30分静岡駅南口を出発。車中では中川インストラクターがプリントした植物に関するクイズを全員に渡して楽しんでもらいました。10時富士見峠着。準備運動の後、森林散策に出発。避難小屋→大日山→お茶壺屋敷跡→大日峠駐車場へ、ゆるやかな尾根沿いコースを植物観察しながら、ゆっくりと歩きました。特に大日峠に向かう途中のブナの巨木には皆さん大変興味を持ってくれました。12時ピクニック広場着、昼食。午後はリンドウがきれいに咲いていたピクニック広場周辺で植物観察の後、富士見峠への林間コースをゆっくりと歩きました。途中のモミジの吊橋ではスリルを味わいながら皆さん笑顔で渡りました。14時20分 富士見峠出発、番外で郷島の大クスに見ていくことになりました。大クスでは木に体を寄せたり、上空を覆う枝振りを見上げて言葉もないようでした。16時静岡駅着。
 ゆっくり歩いて、植物観察や咲いている花、そして番外でしたがクスの巨木を楽しんで、皆さんに秋の一日を喜んでいただけたと思います。
 参加者13名、森林インストラクター 中川・内野
11月21日(金) 千葉山(十本杉)
 当日は予報より良い天気に恵まれ、風もなく気持ちの良い日和となりました。女性のみの参加者17人マイクロバス1台で、静岡駅南から先ず島田市の千葉山智満寺に向かいました。駐車場から結構急な階段を210段ほど上って、県指定重要文化財の仁王門の傍で大クスを観、本堂を経て樹木などを観察しながら千葉山山頂(標高496m)への道をゆっくり登りました。山頂一帯に十本杉が散在していて、歩き回りながら観察しましたが、杉の巨樹に皆さん圧倒されたようです。下って本堂付近で昼食をとり、13時に駐車場を出発、天徳寺に向かいました。ここでは、大クス、大スギ、サザンカの古木のトンネルを観察しました。ここのスギも立派なものですが、十本杉を観た後ではあまり迫力を感じなかったようです。更に近くの慶寿寺で、有名な枝垂れ桜、ヤマザクラの大木、ヒヨクヒバの大木、かわった形のハクモクレンの古木を観賞した後、隣接する大津八幡宮の森を通りました。ここにはツガやヤマモモの大木などがあり見ごたえがあります。最後に大津忠魂社の形のよいクスの巨木を観て帰途につきました。
   




谷津山の自然を学ぼう   10月25日(土)
 葵生涯学習センター・谷津山再生協議会が共済する「谷津山の魅力を知ろう!」(全4回講座)の第2回「谷津山の自然を学ぼう!」(谷津山自然観察会)に、会員4名が講師として参加しましたので概要を報告します。
◆日時:10月25日(土) 9:00〜12:00
◆場所:谷津山(静岡市)
◆参加者: 40人
◆参加インストラクター:井上、中川、内野、青野
◆実施内容
 週間天気予報では雨が心配されていましたが、晴れ男のだいちゃんの参加で、好天に恵まれました。
 清水公園に谷津山再生協議会のメンバーも合わせて40人の参加者が集まり、4班に分けて、観察会に出発しました。
 公園内の樹木を観察しながら、上の広場に出、尾根道を北に向かって散策しました。
 古墳の近くではウスノキの木の虫えいを見つけたり、椎の実(ツブラジイ)も拾って東海大学のアンテナ広場まで行って帰途につきました。



残そう、育てよう、おれっちの森!   8月31日(日)
     南陵の森 フォレストセイバープロジェクト
◆日時:8月31日(日) 9:00〜15:30  晴れ
◆場所:南陵工業団地(富士宮市)
◆参加者:カブスカウト 22名,ボーイスカウト 9名,リーダー 6名
       隊長・役員 9名,森林インストラクター 5名,NPO富士宮本舗 3名
       富士宮市役所 5名,大成建設 5名  (合計64名)
◆作業内容
 午前中:造成が進んでいる森を見ながら、森を作るために森を切っていることの意味を伝えた。29日ニセットした虫のトラップを確認したが、蛾とススメバチが主にかかっていた。B公園における残したい樹木の候補樹木を名前入りの木札を作成して取り付けた。キンランの保護している場所をそっとみてもらった。造成されるB公園の中に、色々な目的意識を持った樹木を保存していくイメージをつくった。荷札を幼木にくくりつけ、苗畑ができてから移植する準備をした。仮設道路の意味や、調整池の役割などを現場を見ながら説明した。
 午後:シンボルツリー候補7本の樹木を視察しながら、ネイチャーゲームを行った。ロープ渡りと五感ゲーム。単純な樹木観察に遊びのこころを加えました。
 とりまとめ:大成さんから使用を許可して頂いた事務所スペースを使って、ふりかえりと感想まとめをおこなった。3班に分けてのミーティング形式で疲れもでてきていましたが、皆、真剣に模造紙に書き込みをし、今日やってきたことをまとめていた。シンボルツリーのスケッチも今後の資料としたい。
 終了式:事務所を清掃後、広場にて終了式をおこなった。
         ボーイスカウト代表による感謝の言葉
         カブスカウト代表による感謝の言葉
         富士宮市環境森林課課長のお礼のあいさつ
         カブスカウト隊長の“森を作ろうコール”
 15:30 終了しました。
   



あがたい放課後児童会「森の散策と木のクラフトづくり」   8月28日(木)
◆日時:8月28日(木)10:00〜15:00
◆場所:県立森林公園
◆参加者:小学1年生12人、2年生9人、3年生3人、4年生2人、計26人
       職員5人、保護者1人、合計32人
◆参加インストラクター:藤田、廣野、岩崎、御室
◆実施内容
(1) あいにくの雨空であったが、予定どおり10時にバードピアに集合した。
(2) バードピアの職員の話を聞いた後、平坦なコースに変更して、自然観察に出発した。
(3) 30分ほど歩いたところで、大粒な雨が降り出したので、バードピアに引き返した。
(4) 早めに昼食をとり、バードピア館内の展示物を見たり、遊具で遊んだ。
(5) 午後は、木工体験館で、次のとおり行った。
   1. 木や草のお話とクイズ(廣野)
   2. 風に乗って飛ぶタネの模型づくり(マツなど3種)と「タネを飛ばそう」(廣野)
   3. 木のクラフトづくり
     1年生  (12人)・・・ねそべりイヌ(廣野・御室)
     2年生   (9人)・・・リスとセミ(藤田)
     3〜4年生 (5人)・・・ウサギとトンボ(岩崎)
◆まとめ
 午前中は雨中での自然観察だったので元気がなかったが、早めの昼食とバードピア館内の見学で元気を取り戻し、「タネを飛ばそう」と「木のクラフトづくり」では、みんな活き活きと取り組み、満足した様子だった。(藤田)



葵の森に花よ咲け   3月16日(土)
 期日 3月16日(日) 10〜15時
 場所 静岡市梅ヶ島 「葵の森」(梅ヶ島温泉の手前約 500b)
 (社)静岡県緑化推進協会と静岡市が共催で行っている植樹イベントが今年は梅ヶ島にできた「葵の森」で開催されました。このイベントに協力依頼があり、講師4人を派遣しました。
 当日は,春を告げる陽気のなか,一般参加やライオンズ倶楽部,地元の人たちの約80人ほどが集まり,広葉樹16種,約500本の苗木を植樹しました。川近くのため,石がごろごろしているところへ,参加者は汗だくになりながら,約2時間かけて作業を行いました。
 昼食時には,地元梅ヶ島温泉旅館の方々が作ってくださったキノコ汁を堪能し,午後にはドングリやマツボックリなどの木の実を使ったクラフト作りを楽しみました。
   

   



志太榛原地区の巨樹を巡る旅
 〜緑の文化財 巨樹を訪ねる〜
   1月26日(土)
 (社)静岡県緑化推進協会と志太榛原農林事務所共催の表記に、本会の会員3名が参加して、指導しました。
 3台のマイクロバスに分乗し、9ヶ所の巨樹を訪ね、サッポロビール工場のビオトープを見学しました。参加者は、地域にこんな素晴らしい巨樹があることに驚いていました。
 一般参加者は56人(うち子ども7人)でした。
   
        藤枝市・月見里神社の楠           岡部町・子持ち坂浅間神社神社のイチイガシ

   
焼津市・サッポロビール工場のビオトープではシイの実も拾いました   ラクウショウとメタセコイアを見比べました



「炭焼き体験」等とメニューづくり研修会   11月11日(日)
平成19年11月11日(日)午前9:00〜午後3:00
 県では、地域資源を活かした魅力ある農山漁村地域の創造を図るため、農産物加工体験施設等の活性化施設を拠点としたグリーン・ツーリズムによる都市と農山漁村の共生と対流を推進しており、今回、静岡県志太榛原農林事務所より島田市民大人10名程度を公募で集め、
 1 森でのチェーソーの取り扱い、撒き割り体験指導
 2 森での正しい・安全な遊び方指導・提案
の依頼を受けました。
 当日は、「炭焼き体験」の資材確保のためコナラの伐採と造材を行いました。大きく成長した広葉樹の伐採は、枝が広く広がっているため、予想外の方向に倒れる事があります。その為、今回は、「中切り」を実践しました。
 「中切り」は、「受け口」で伐倒方向を決めた後、「受け口」と「追い口」の間にチェーンソーを突き刺すやり方です。大口径広葉樹を伐採するときに使うキコリの技術です。
 また、伐採以外のプログラムの紹介を行いました。
 提案したプログラムは、森林で大人が楽しめることをテーマに「静岡県産ヒノキを使ったマイ箸つくり」「竹林材を活かした竹筒ご飯炊き」「沢歩きと草鞋つくり」の3つを紹介いたしました。
   

   


19年度 森林インストラクター研修会   11月5〜6日
 平成19年11月5日6日の森林インストラクター研修会を行いました。参加者は10名。
テーマは「そうだ!奈良へ行こう 紅葉と味覚と世界遺産の旅」でした。
 5日は夕方から小雨が降ったりやんだりしましたが、寝仏→夕日観音→朝日観音→首切り地蔵→地獄谷聖人窟→春日石窟仏を見ながら春日山原始林の中を、奈良森林インストラクター会の木村さんの「これは、シロバイ、クロバイ、ワカランバイのシロバイです」という楽しい説明を聞きながら歩きました。白い実のイズセンリョウやサンショウソウも見ることができました。うっかり阿弥陀磨崖仏をすっとばしてしまい見損なったことと、時間切れで峠の茶屋に寄れなかったことがちょっぴり心残りですが、頭塔は見ることができました。
 6日は、悪天候の予報にもかかわらず、参加者一同の日頃の善行が幸いしたのか、大蛇ぐらからの眺めもよく、最後の心臓破りの上り坂で心臓が破れかかったものの幸い一命をとりとめ、全員無事東大台ヶ原のコースを完歩しました。
 ガイドをして下さった寺田さんのおかげで、大台ヶ原の自然環境の厳しさ(台風の後、風倒木を持ち出したための乾燥とその後の荒廃)や自然保護のあり方を勉強させてもらい、有意義な研修になりました。途中の紅葉も素晴らしかったです。


富士山国有林見学会   10月24日(水)
 10月24日、静岡森林管理署が一般県民を対象に富士山国有林見学会を開催しました。本会は昨年に引き続き、午後の自然観察の指導を依頼され、3名の森林インストラクターを派遣しました。
 観察は、富士山スカイライン沿いの西臼塚駐車場を出発し、西臼塚火口をまわってくるコ−スです。
 当日、朝は晴れて富士山もよく見えましたが、午後は曇って富士山は見えなくなりました。でも、いろづきはじめた自然林の中を、ブナ・ミズナラ・カツラなどの巨樹、シカの食害などを見ながら、散策を楽しみました。
   

    
 ブナ                 オオモミジ               ミズナラ



自然ウォッチング・安倍峠   10月20日(土)
 H13から行われている静岡市の自然ウォッチングは昨年から二廻り目に入り、今年は安倍峠ハイキングでした。今年も本会の森林インストラクター4名が例年のように自然観察の指導に当たりました。
 10月20日、快晴に恵まれ、約40人の参加者とともに、楽しい森の散策ができました。イワシャジンやリンドウ、フジアザミ、キクタニギク、ノコンギクなどの花、マユミやヒロハツリバナの果実も観察しました。真っ黒いアカイシサンショウウオ(?)が観察できたのはラッキーでした。
 昼休みには葉っぱやドングリ、木の枝などを画用紙に貼り付けて、楽しい画も描きました。
 帰りには、紅葉が始まった山に霧が湧く景色も見られ、みなさんとても楽しそうでした。
   

   



JAF 富士フェスティバル 2007
7月28日(土)〜29日(日)  富士山こどもの国
 今年で3年目になりました。富士山こどもの国において,(社)日本自動車連盟主催による様々な催しが行われました。
 「街の広場」において木のクラフト工作,自然木のエンピツ,そして毎年好評のウグイス笛作りを担当しました。
 2日間ともときどき雨が降りましたが,大勢のお客さんに工作を楽しんでいただけました。
   

   


谷津田のある里山づくり   平成19年5月26日(土)
 「春の森づくり県民大作戦」の一環として、静岡県志太榛原農林事務所、(社)静岡県緑化推進協会、(社)静岡県山林協会主催によるイベント(「谷津田のある里山づくり」)が、5月26日(土)に「榛原ふるさとの森」で開催されました。
 心配された天気もすっかり回復し絶好のイベント日和に、子ども50名、大人10名ほど参加しました。
 午前は照葉樹の植栽と谷津田の田植えを体験。
 お昼には、去年ここで採れた古代米を混ぜて炊いたご飯と豚汁が振舞われ、午後は当会から派遣された森林インストラクター5名による自然観察と樹木名板取付を行いました。
 子ども達はいろいろな体験や観察を楽しんで満足そうでした。


ダイラボウに花よ咲け2007   平成19年3月17日(土)
みんなの里山「ダイラボウ」山頂へ広葉樹を植えます。
きれいな里山を再生するため力を貸してください。
◆開催日時: 平成19年3月17日(土) 午前10時〜午後3時
◆集合場所:
静岡市葵区富厚里 ダイラボウ山頂  *車で行けます
◆募集人員:
どなたでも 30人程度
◆内容: 1 ミツバツツジなど広葉樹植栽
      2 きのこ汁を食べる会
      3 竹細工で遊ぼう
◆持ち物: スコップ,水1リットル
◆連絡先: 市役所農林総務課  TEL:054−221−1353
主催: 静岡県緑化推進協会・静岡市
協力: NPO 森林インストラクターしずおか会員4名


ふるさとの森で遊ぼう   平成19年1月21日(日)
◆開催日時: 平成19年1月21日(日) 午前10時〜午後2時 *雨天の場合1月27日(土)に順延
◆場所:
榛原ふるさとの森(牧之原市切山)
 静岡県志太榛原農林事務所・(社)静岡県緑化推進協会共催の表記イベントは下記により開催され、本会は協力参加し、4人の森林インストラクターを指導者として派遣しました。

 午前中は4班に分かれ、インストラクターの指導で自然観察を行い、お昼は古代米の餅つきをして、つきたてのお持ちをご馳走になり、午後は森の材料を使ってのネイチャークラフトを楽しみました。

 68人(大人31人、子ども37人)の一般参加があり盛会で、皆さんとても楽しんでいました。
   

   



富士山国有林見学会   11月2日(金)
シナノキの巨木・中はすっかり空洞
 11月2日、静岡森林管理署が一般市民50人を募集して、富士宮市の国有林で、見学会を開催しました。本会は午後の自然観察の指導を依頼され、3名のインストラクターが参加しました。富士山スカイライン沿いの高鉢駐車場から、表富士グリーンキャンプ場へ下る約4`のコースを案内するものです。指導は、本会のインストラクター3人(井上、難波、萩野)と、森林管理署に勤務する中村さんという森林インストラクターの4人です。
 当日、参加者は2台のマイクロバスで表富士グリーンキャンプ場に着き、午前中は森林管理署の方々により、「ボランテア活動による森づくり」の現地紹介が行われました。
 午後の自然観察は、12,3人ずつの4班に分かれて行動しました。途中、シナノキの幹周5bもある巨木(写真)に皆さん感動し、シカの食害を見たり、ブナの実を拾ったりして、富士山麓の自然林の散策を楽しみました。
 当日は曇り空で雨が心配でしたが、キャンプ場へ着いた途端に雨が降りはじめ、濡れずに済んだのは幸運でした。
 とても好評で、森林管理署から来年も是非お願いしたいとのことでした。



自然ウォッチング・大谷崩   8月12日(土)
◆参加者: 親子連れ 25人
◆内容: 午前:4班に分かれ自然観察
         戻りながらイタドリやウツギで笛をつくったりする
      午後:ストーンペインテング
 行きは小雨が降ったりで天気を心配しましたが,大谷崩に着くと快晴になり,大谷嶺や新窪乗越などを望みながら,シナノナデシコの美しい花を見て,ミズメやヨモギの香りを嗅ぎ,メギの苦い皮をなめたりして,楽しく観察が行われました。
 午後は川の石を拾い,思い思いの作品を作り,大谷崩の記念のお土産にしました。
主催: 静岡市(農林総務課)
指導: NPO 森林インストラクターしずおか会員4人
   

   



JAF 富士フェスティバル 2006
7月29日(土)〜30日(日)  富士山こどもの国
 昨年に引き続き,富士山こどもの国において,(社)日本自動車連盟主催による様々な催しが行われました。
 そのなかで,「街の広場」において竹笛,木の名札,ペンダント,ドングリブローチ作りを担当しました。
 2日目は時々大雨も降る天候でしたが,両日とも大盛況で,たくさんの子ども達に来てもらいました。
 お父さんやお母さんの助けも借りて,普段使ったことのないノコギリやカッターに悪戦苦闘しながらも,何とかクラフトを仕上げることができ,とても満足そうな笑顔を見せてくれました。
   

   



18年度 森林インストラクター研修会   6月10〜11日  長野県南佐久郡川上村
 平成18年6月10日(土)〜11日(日)に森林インストラクター研修会を行いました。
 参加者は11名。研修内容は,巨木巡り,自然林観察,高原植物観察などでした。
 巨木巡りは,オオヒイラギ(須玉),オオケヤキ(須玉・根小屋神社),エゾエノキ(比志),オオスギ(比志神社),ヒノキ(黒森・神部神社),イシナシ(川上村),モミ(高登谷高原)でした。ミズナラやカラマツの自然林では高原植物なども観察でき,充実した研修を行うことができました。
 10日夜は,高登谷高原にある増田会員の別荘にて宿泊させていただき,夕方からバーベキューをやりながら夜遅くまで研修(反省会)を行いました。
 2日目のオプションとして,天然記念物の川上犬展示施設?へ行きました。普段は森や木に癒されている会員達も,子犬の出迎えに新たな癒され方を味わいました・・・。
 川上蕎麦を味わえなかったものの,反省会では川上ワイン,川上焼酎,そして恒例?の青野会員による御茶をいただけるなど,とても有意義な研修となりました。

根小屋神社のオオケヤキ
2本の大木に圧倒されました

静岡では見ることができないエゾエノキ

カラマツ自然林

反省会?

天然記念物「川上犬」

川上犬ではなく,神部神社の狛犬


17年度 森林インストラクター研修会   1月28〜29日  掛川市(有)中山林業の森林
 平成18年1月28日(土)〜29日(日)に17年度の森林インストラクター研修会が掛川市の(有)中山林業の森林と「ならここの里」で行われました。
 第1日目(28日)は,中山会員の指導によりスギの間伐とツリークライミングを体験しました。
 林齢30年ほどのスギをチェーンソーと鋸で切り倒し,掛かり木になった場合の処理方法など,林業専門家の話を熱心に聞きながら作業を行いました。インストラクターといってもチェーンソーの扱いに慣れていない会員も多く,楽しみながらの作業でした。
 ツリークライミングは,中山会員以外は未知の体験でしたので,皆さんどんなものか興味津々でしたが,時間の関係で体験できたのは残念ながらわずかでした。小さい子どもからお年寄りまで楽しめるとのことでしたので,またの機会に体験できたらいいでしょう。
 オプション企画として,廣野会員から木材の円盤の割れについての研究報告がありました。割れのない円盤の制作方法ですが,厚く伐ること,新聞紙に包んでゆっくり乾燥させるなど,様々な方法が紹介されました。
 宿泊地の「ならここの里」に移動してからは,まずは温泉に入って,夜は鍋を囲んで恒例の反省会(という名の飲み会)でした。たまに会う会員同士でも一緒に飲む機会は少ないもので,夜遅くまで楽しい会話で盛り上がりました。(何時に寝たのか覚えてません・・・)

 第2日目(29日)は,「ならここの里」キャンプ場にてバームクーヘン作りを行いました。
 今回の研修会担当の藤田会員がインターネットで調べたバームクーヘンの作り方により,直径5センチぐらいの竹を使ってやってみました。普段は直径10センチぐらいの大きい竹を使いますが,これなら一人で作ることができます。バームクーヘンも作り手の性格がでるものか,なかなか個性的なものが出来上がりました。品評会,試食会を行い,昼前だというのに皆さんお腹一杯になってました。。。
 傍にオニグルミの実がたくさん落ちているのを発見し,それを炒って食べたところ思いがけず?美味しく,皆さん熱心に中身をつまみ出して食べてました。(バームクーヘンより美味しかった???)

 昼前には終了,解散しましたが,楽しく有意義な研修会となりました。反省会の際,次年度の研修会は,増田会員の別荘で行うことも決まりましたので,(反省会を)楽しみにしたいと思います。


   





   


自然ウォッチング   12月3日(土)
10月15日に行われる予定でしたが,雨天のため12月3日に延期になりました。

 静岡市より山伏ハイキングの指導の依頼がありました。
 インストラクター4人(青野、井上、清水、渡辺)を派遣予定です。

 広報しずおか 静岡気分9月15日号に募集案内が掲載されています。
【山伏(葵区井川)自然ウォッチング 参加者募集】
  とき:12月3日(土),午前7時30分〜午後5時(小雨決行)
  ところ:山伏ハイキングコース
  内容:森林インストラクターとともに,自然観察をしながらハイキング
  対象:小学生以上40人(無料・小学生は保護者同伴)
  申し込み:10月7日(金)(必着)までに,ハガキに住所,氏名,年齢,電話番号を書き,
         市農林総務課(〒420-8602 TEL054-221-1353・多数抽選)へどうぞ


JAF 富士フェスティバル 2005
8月26日(金)〜28日(日)  富士山こどもの国
 富士山こどもの国において,『自然に親しみ,自然に学ぶ』というテーマで様々な催しが行われました。
 「街の広場」,「わんぱくの森」の2ヶ所でのネイチャークラフト指導と,「湿性の森」,「クロスカントリー」,「花の谷」の3ヶ所での自然観察指導を行いました。
 台風一過の26日から夏休み最後の日曜日までの3日間,暑い中大変多くのご家族に参加していただきました。
イベントの様子が,「JAF Mate」12月号P.32に掲載されています。
自然の中でPLAY!PLAY!PLAY!『街の広場』
 街の広場では,3つのテントでウグイス笛作り,樹木の名札作り,染木のペンダント作りを行いました。
 樹木の名札やペンダントには,名前だけでなく様々な絵を描くなど自分なりに工夫していました。
 ウグイス笛は,苦労して竹を削った甲斐あって,ピーッと音が鳴ると,満足そうに笛を鳴らしながら次の場所に向かって行きました。
 こども達には,夏休みの宿題にもなり,いい思い出作りができたことでしょう。





自然の中でPLAY!PLAY!PLAY!『わんぱくの森』
 わんぱくの森では,人工林の間伐材や,竹を利用してネイチャークラフトを楽しみました。
 広場の小屋の中に座ったり,外の暑さも何のその,みんな夢中になって挑戦していました。
 木目の美しいヒノキに,思いのままの絵や模様を描いてキーホルダーやペンダントに仕上げてうれしそう。おばあちゃんにもお土産をと,二つ,三つと作る方もいましたよ。
 人気のあったヨーヨーづくりでは,初めての電気ドリルを使ってのがんばりにお父さんも拍手!
 竹笛も順番をじっと待って,出来あっがった時の笑顔,輝いて見えました。
 ヒノキの葉を飾った写真立て。 ヒノキの葉と実でできたライオンさん。
 夏休みの宿題出来た!とはお母さん。
 かわいらしい竹のワニさん。スギの葉で出来た鳥の巣(アシタカ?)にびっくり!
 日の暮れるのも忘れてみんな夢中。それぞれに,自然の中で,すてきな発見ができたようです。


富士の森探検隊『湿性の森』
 湿性の森は池や沼のある湿地や高低木が生育する恵まれた自然環境です。
 池にはアカネトンボ,シオカラトンボ,ギンヤンマ,アメンボ,ミズカマキリ,マツモムシなどがいて大人も子供も目を皿にしてさがしました。なかにはオタマジャクシを何匹も捕まえて,“持って帰って家で飼う”という女の子もいました。
 林内にはシカやイノシシの足跡があります。あらかじめ子供たちに“きっと何かの動物の足跡や糞があるかもしれない。探検して発見しよう”と誘って,親も子も大変興味を持ち勇んで森に入っていきました。そしてやっと発見した現場では色々な動物の足跡や糞の図鑑と照らしあわせ,それが何の動物の痕跡なのか探求しました。
 子供達はバッタ,キマワリ,ダンゴムシ,シデムシなどの昆虫をめざとく見つけるので,それらを捕まえては,ルーペで拡大した顔を見て歓声をあげました。シデムシでは自然界のなかでの掃除屋さんの役割,生態系のしくみとその大切さを話しました。
 また落ちているモミやカラマツ,コブシの実にも興味を持つので,ミツバウツギやタケニグサの種とともに植物が自分たちの子孫をふやす方法を話したりしました。



富士の森探検隊『クロスカントリーコース』
 台風一過の「富士山こどもの国」クロスカントリーコース,探検コースは“虫取りコース”になってしまいました。アキアカネ,ミヤマアカネなどのトンボ,モンキチョウ,ジャノメチョウ,ヒョウモンチョウなどの蝶,コウロギ,イナゴ,バッタなどの昆虫がたくさんいました。
 子どもたちは目を輝かせて手づかみで虫取りに夢中になっていました。コースの途中にはシカやイノシシなどの足跡があり,特にイノシシが急ブレーキで止まったと思われる足跡には,みんな驚いていました。
 また,ススキの葉飛ばし,草笛などはお父さんやお母さんも夢中になって取り組んでいました。
富士の森探検隊『花の谷』
イベントの様子が8月27日(土)の静岡新聞に掲載されました。


春の森づくり県民大作戦シンボルイベント
4月29日  静岡市古宿 教育のもり(仮称)整備地
 みどりの日の4月29日,日本平の教育のもりで静岡県の「春の森づくり県民大作戦」のシンボルイベントが行われました。
 参加者全員で記念植樹をしたあと,シイタケの菌打ち作業,歩道整備,広葉樹の除伐作業などのグループに分かれて汗を流しました。そのなかの自然観察グループの講師としてインストラクター10名の派遣要請がありました。
 午前と午後にそれぞれ20人ぐらいの参加者と一緒に,1時間半ぐらいかけて自然観察を行いました。
   

   


自然観察&竹の子掘り   4月24日(土)   有度山 糀が谷沢
 静岡けやきライオンズクラブ主催の竹の子掘りイベントに,会員5名の指導依頼がありました。
 午前中は,竹細工で竹とんぼや竹笛を作りました。お子さんたちは慣れない手つきでカッター,ナイフを使いながら,熱心に工作を楽しんでました。
 午後は竹の子掘りでしたが,すでにめぼしいタケノコは掘られた後だったにも関わらず,皆さん大きいタケノコを探し当てたり,小さいタケノコで満足したりと,楽しいひと時を過ごしました。
   


ダイラボーに花よ咲け   4月16日(土)  ダイラボー山頂(静岡市小瀬戸)
 静岡市経済部農林総務課の里山緑化推進事業「ダイラボウに花よ咲け」というイベントに指導依頼があり,会員5人が出向きました。
 参加者は,一般応募の方に加えて地元(富厚里)の皆さん,市職員,など総勢70人ほどでした。
 当日は,黄砂の影響で展望はかすみがちでしたが,天気にも恵まれ心地よい1日を過ごせました。
 午前中は,ヤマツツジやイロハモミジ,ウメ,ヤマザクラ,エゴノキなど11種類の苗木を約250本植樹しました。
 皆さん熱心に働いていただいたおかげで昼食までの時間があまり,周辺を散策し植物観察をしました。ショウジョウバカマの花が多く見られ,クロモジの匂いを嗅ぎ,スノキの葉を噛んで味見をしました。
 昼食は,地元の皆さんに山菜料理を振舞っていただきました。タケノコの酢味噌刺身と煮付けやタラノキやコシアブラなどの天婦羅(その場揚げ),ノビルの漬物,生ヤマウドやミョウガを味噌を付けて食べるなど,普段味わえない新鮮なものを堪能させていただきました。
 午後は,竹とんぼや竹笛などの竹細工を楽しみました。出来上がった竹とんぼが空高く舞い上がったり,笛が「ピーッ」と鳴ると子どもはもちろん,大人も童心に返り楽しいひと時を過ごしました。
 最後に,「来年,ここに下草刈りに来ましょう」と呼びかけると,皆さん「いいですね」と答えてくださいました。自分で植えた樹木を大切に育てていただけることでしょう!
   

   



里山保全活動推進業務受託事業
 中日本平の保全活動推進業務を中部農林事務所から委託されました。事業の概要は次のとおりです。

【1】中日本平利用活用検討会の開催
 中日本平利活用検討会の企画,準備,運営,実施,検討資料の作成および報告書の作成

【2】中日本平利用キャンペーンの実施
 静岡市立清水有度第二小学校と静岡市立安西小学校を対象にした中日本平利用キャンペーンの企画,運営,指導者の派遣

【3】フィールド管理
 有度山丘陵(有度山北麓,中日本平地区)の巡視及び歩道の草刈りなどを会員が交代で行いました。(巡視:50回,草刈り:5回)



森林インストラクター研修会   1月29〜30日  富士山大沢崩れ扇状地
 第1日目の29日は生憎の雨が降る中,大澤会員に富士山大沢崩れ扇状地一帯を案内してもらい,その現状や土木工事の様子,植生回復について視察しました。
 第2日目の30日は,朝から快晴でした!宿泊した「西の家」から赤富士を望めた会員あり,睡魔に勝てなかった会員あり・・・。朝食後,大澤会員に富士山に生育する様々な植物の紹介,大沢崩れの現状と防災工事の様子などを写真や観測データをわかりやすくパソコンで紹介してもらいました。
 1日目の夕方には白糸の滝の見学や夜の懇親会などで楽しみながらも,自然保護派VS土木屋という貴重な意見交換?もあり,大変有意義な研修会となりました。
  



里山の秋体験  11月20日 中日本平
 快晴に恵まれ、午前中は参加者が2組に分かれて、ハイキングコースを、ドングリを拾ったり、コウヤボウキの花を見たり、いろんな木の葉の匂いを嗅いだりしながら自然観察をしました。子ども達は山を歩くのはとても楽しかったと言っていました。
 午後は広場で草木染めと葉っぱのアートを楽しみました。草木染はセンダングサとセイタカアワダチソウ、クリのイガ、アサガオの花の4種類で、木綿のハンカチを染めました。1人1人が好みの模様を付けて染め、良いハンカチができました。
 草木染を煮ている間に、草や木の葉などを画用紙に貼りつけていろんな絵を描きました。親子共々、自然のアートを楽しんでいました。
   



自然ウォッチング・井川峠〜笹山   10月16日(土)
 静岡市の募集に小学生から70歳代まで37人の参加者がありました。
 この日はまずまずの天気で,マイクロバス2台に分乗し,井川に向けて出発しました。午前10時ごろ,井川峠下の駐車場に到着し,4班に分かれ,本会員インストラクター4人が各班を引率し,井川峠から笹山までの約2kmを自然観察しながらハイキングを楽しみました。
 このコースはよくガスに捲かれるところですが,この日は高曇りで晴天ではないものの展望が良く,富士山や南アルプス連峰を見ることができて,参加者は歓声をあげていました。
 しかし,この日の静岡気象台の観測データで午後3時に最高気温19.6℃と低い記録でした。井川峠は標高1,658m,笹山1,763mですので,静岡市街地より9℃ほど低くなりますので,気温10℃以下になっていたことでしょう。参加者も寒さが堪えたようで昼食時間を短縮したほどでした。
 笹山から降って最後に皆さんに感想を聞いたところ,素晴らしかったということでした。子どもさんは,「寒かったけど,面白かった」と眼を輝かせていました。

笹山山頂から見えた富士山
 【参加者からのコメント】
 笹山ではお世話になりました。ここ何年〜10年来で一番の感動でした。家族みんな楽しく良い思い出でとさせていただきました。