JAF 富士フェスティバル 2005
8月26日(金)〜28日(日) 富士山こどもの国 |
富士山こどもの国において,『自然に親しみ,自然に学ぶ』というテーマで様々な催しが行われました。
「街の広場」,「わんぱくの森」の2ヶ所でのネイチャークラフト指導と,「湿性の森」,「クロスカントリー」,「花の谷」の3ヶ所での自然観察指導を行いました。
台風一過の26日から夏休み最後の日曜日までの3日間,暑い中大変多くのご家族に参加していただきました。
イベントの様子が,「JAF Mate」12月号P.32に掲載されています。
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自然の中でPLAY!PLAY!PLAY!『街の広場』
街の広場では,3つのテントでウグイス笛作り,樹木の名札作り,染木のペンダント作りを行いました。
樹木の名札やペンダントには,名前だけでなく様々な絵を描くなど自分なりに工夫していました。
ウグイス笛は,苦労して竹を削った甲斐あって,ピーッと音が鳴ると,満足そうに笛を鳴らしながら次の場所に向かって行きました。
こども達には,夏休みの宿題にもなり,いい思い出作りができたことでしょう。
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自然の中でPLAY!PLAY!PLAY!『わんぱくの森』 わんぱくの森では,人工林の間伐材や,竹を利用してネイチャークラフトを楽しみました。
広場の小屋の中に座ったり,外の暑さも何のその,みんな夢中になって挑戦していました。
木目の美しいヒノキに,思いのままの絵や模様を描いてキーホルダーやペンダントに仕上げてうれしそう。おばあちゃんにもお土産をと,二つ,三つと作る方もいましたよ。
人気のあったヨーヨーづくりでは,初めての電気ドリルを使ってのがんばりにお父さんも拍手!
竹笛も順番をじっと待って,出来あっがった時の笑顔,輝いて見えました。
ヒノキの葉を飾った写真立て。 ヒノキの葉と実でできたライオンさん。
夏休みの宿題出来た!とはお母さん。
かわいらしい竹のワニさん。スギの葉で出来た鳥の巣(アシタカ?)にびっくり!
日の暮れるのも忘れてみんな夢中。それぞれに,自然の中で,すてきな発見ができたようです。
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富士の森探検隊『湿性の森』 湿性の森は池や沼のある湿地や高低木が生育する恵まれた自然環境です。
池にはアカネトンボ,シオカラトンボ,ギンヤンマ,アメンボ,ミズカマキリ,マツモムシなどがいて大人も子供も目を皿にしてさがしました。なかにはオタマジャクシを何匹も捕まえて,“持って帰って家で飼う”という女の子もいました。
林内にはシカやイノシシの足跡があります。あらかじめ子供たちに“きっと何かの動物の足跡や糞があるかもしれない。探検して発見しよう”と誘って,親も子も大変興味を持ち勇んで森に入っていきました。そしてやっと発見した現場では色々な動物の足跡や糞の図鑑と照らしあわせ,それが何の動物の痕跡なのか探求しました。
子供達はバッタ,キマワリ,ダンゴムシ,シデムシなどの昆虫をめざとく見つけるので,それらを捕まえては,ルーペで拡大した顔を見て歓声をあげました。シデムシでは自然界のなかでの掃除屋さんの役割,生態系のしくみとその大切さを話しました。
また落ちているモミやカラマツ,コブシの実にも興味を持つので,ミツバウツギやタケニグサの種とともに植物が自分たちの子孫をふやす方法を話したりしました。
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富士の森探検隊『クロスカントリーコース』
台風一過の「富士山こどもの国」クロスカントリーコース,探検コースは“虫取りコース”になってしまいました。アキアカネ,ミヤマアカネなどのトンボ,モンキチョウ,ジャノメチョウ,ヒョウモンチョウなどの蝶,コウロギ,イナゴ,バッタなどの昆虫がたくさんいました。
子どもたちは目を輝かせて手づかみで虫取りに夢中になっていました。コースの途中にはシカやイノシシなどの足跡があり,特にイノシシが急ブレーキで止まったと思われる足跡には,みんな驚いていました。
また,ススキの葉飛ばし,草笛などはお父さんやお母さんも夢中になって取り組んでいました。 |
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富士の森探検隊『花の谷』
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イベントの様子が8月27日(土)の静岡新聞に掲載されました。
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