第9回 やまがしごとの会 枝打ち体験U 2月24日(土) 静岡市玉川 |
今回は、静岡県の65%を占める森林に整備作業の一つの『枝打ち』に焦点を当てます。
従来の枝打ちは、木材の経済的価値を上げる為の作業と位置付けられていました。
しかし、森林環境整備の観点から見ると、樹冠量を調節することによって
幹の成長を制御することができ、密度管理(間伐)は
生育空間を調節することによってやはり幹の成長を制御できます。
したがって、枝打ちは密度管理(間伐)と組み合わせることによってより
大きな効果を発揮することができます。
枝打ちは間伐とともに林内の光環境を改善し、
下層植生の欠乏を防ぐなど林分の健全性にプラスになります。
また、枝打ちによって林内の歩行、見通しをよくし、林内作業の能率向上を図ることができます。
さらにまた、枝打ちは森林火災において、林床火が林冠火に拡大するのを防いだり、
スギノアカネトラカミキリやスギザイノタマバエなどによる幹の被害を防ぐ効果もあります。 |
◆日時: 2月24日(土) 9:30〜15:00
◆集合: 静岡市玉川
◆内容: 従来の枝打ちは、木材の経済的価値を上げる為の作業と位置付けられていました。しかし、森林環境整備の観点から見ると、枝打ちは間伐とともに林内の光環境を改善し、下層植生の欠乏を防ぐなど林分の健全性にプラスになります。
今回の枝打ち体験でも、参加いただいた皆さんの感想に「明るくなった」「気持ちい林になった」と言うものが多数ありました。
午後のクラフトは、枝打ちした枝を使ったネームプレートとフォトスタンドを作りました。木材は、私たちのアイディアで無駄なく使うことが出来ます。 |