NPO 森林インストラクター しずおか
森で遊ぶ会
 
平成16年度
曜日 場所 自然観察 自然遊び 担当
17 安部川流域(静岡市) 巨樹・名桜を訪ねる 増田
有度山(静岡市) 春の里山 竹林を楽しむ 栗岡
26 梅ヶ島(静岡市) 山菜ハイキング 朝比奈
24 清水森林公園(静岡市) 清流の生き物 木の葉の栞 青野
十里木高原(裾野市) 夏の花 縄文火起し 萩野
25 藤枝市民の森(藤枝市) 樹木観察 木工作 高橋
10 23 青笹山(静岡市) 地蔵峠・青笹山ハイキング 浅井
11 14 佐鳴湖公園(浜松市) 里山の秋 ドングリ細工 小川
12 11 梅ヶ島金山歩道(静岡市) 紅葉観察 燻製づくり 清水
15 麻機沼(静岡市) 野鳥観察 芦川
19 県立森林公園(浜北市) 里山探検 竹細工 宮津
19 岩本山公園(富士市) 春を見つけよう 竹細工 井上


平成17年度実施状況はこちら



第48回 森で遊ぶ会   3月19日(土) 岩本山公園(富士市)
 参加者は,大人の女性ばかり,わずか3人でしたが,好天に恵まれ,富士山が美しく,梅もまだ花が多く結構見られ,ミツバツツジがきれいに咲いており,素晴らしかったです。
 午前中の植物観察は,カツラやマンサクの変わった花,シデの四角・シイの楕円形・コナラの五角・タブノキの円形なども観察。シロヤシオとアカヤシオの芽の違いも観察できました。
 午後は,竹細工で,笛や竹トンボなどを作って遊びました。
 今日は,会員の方が楽しんだのか,という会でした。
   

   



第47回 森で遊ぶ会   2月20日(日)里山探検・竹細工
 =冬の里山で遊ぼう=

 参加者は幼児,飛び入りを含む23人でした。
 午前中は,ガイドウォークで遊びを交え,子供中心に森林の生態系の解説を行いました。
 午後は,クラフト体験で木の実のリース・竹とんぼ・竹鉄砲を作り,最後に竹トンボの飛ばし大会を行いました。
 前日迄の荒天はウソのようで好天に恵まれ,大人も一緒に楽しくハシャイダ1日でした。




第46回 森で遊ぶ会   1月15日(土) 野鳥観察
 野鳥観察は,講師の都合で中止となりました。



第45回 森で遊ぶ会   12月11日(土) 自然観察,燻製作り,ミニ門松作り
 梅ヶ島という市内から遠く離れた場所?にもかかわらず,10人の参加者がありました。天候も良く絶好の自然観察日和でした。午前は,清水インストラクターの案内で梅ヶ島の日影沢金山遊歩道を散策しました。金坑址や,金堀衆の墓地を巡る遊歩道ですが,昔のことを思いつつ,リスの巣や食べかすを発見するなど,楽しく自然観察が出来ました。
 午後は,ソーセージやメザシなどの簡単燻製作り,そしてミニ門松作りを行いました。参加者はタケを切ったり束ねたりするのに悪戦苦闘しながらも,立派な門松を作り上げ,最後に出来上がった燻製に舌鼓を打ちました。昼食にも魚魚の里特製のアマゴの蒲焼丼やけんちん汁を食べることができ,参加者は皆さん心も身体も満足満腹できたのではないでしょうか・・・?

【清水インストラクターからのコメント】
 「楽しむ」を森遊びのメインにしてみました。
 楽しく遊び、自然の中から何かを拾い出せれば、それが「楽習(がくしゅう)」となり、人間と自然が上手に付き合っていく方法を見つけられるのでは?
 そして、昔の方の築き上げた「文化」「伝統」を通して先人達の自然と一体化した生活が見つけられればと思います。

【参加者Gさんからのコメント】
 子供たちともども楽しく過ごさせていただきました。
 最高の天気でまたまた感動させていただきました。私は四国の出身、育ちなのですが小学校のころまでタイムスリップしてし、当時を思い出しました。
 これからも毎回参加をお願いして申し訳ありませんが出来るだけ参加させて下さい。
 子供もゲームばかりして「また山なの」と言いながらいつも喜んで帰ってきます。
清水さんはいつも大変ですが今後も宜しくお願い申し上げます。

【参加者Yさんからのコメント】
 先日は、大変お世話になりました。楽しい1日を過ごすことができました。完璧なセッティングで、本当にびっくりしました。
 また、林業のかかえている課題なども、ちょっとだけわかったような気がしました。いろいろ、聞いてもすぐ忘れてしまうのですが”令法”と”栂”だけは覚えました。
 今後ともよろしくお願いいたします。

*リョウブについて・・・
 森で遊ぶ会の自然観察の際,リョウブを“令部”と説明しましたが,後日調べたところ,『広辞苑』では「令法」になっていましたので,ここでお詫びと訂正,解説を掲載させていただきます。
 「植物和名語源新考」(深津 正 著 八坂書房 1995)に、その由来が述べられています。
「リョウブには、古来、令法の漢字が当てられ、「はたつもり」の異称がある。令法については、『大言海』に、『古へ令して葉を飢饉に備へしめたれば名とす』とあり、‥‥‥『国史草木昆虫考』の中に『令法とはもと田穀をおろしける其分量の目なり、田人(たみ)の辞にこれを畠賦(はたつもり)といへり』とある‥‥‥平安朝時代の初期から中期にかけての頃、飢饉に備え、農民に対し、田畑の面積を基準として一定量のリョウブの葉の採取と貯蔵を命ずる官令が発せられ、これに本来、上記の意味をもつ令法の語が当てはめられ、そのままこの木の名前となったものではないかと推測される。
 従って、当初はリョウボウと呼ばれたもので、リョウブはその転語であろう。その証拠に現在でもリョーボー、リョーボなど、原形通りの方言が各地に残っている。」










第44回 森で遊ぶ会   11月14日(日) 里山の秋,ドングリ細工
 10時に時計台の駐車場に集合。根やが湿地の周遊散策路を歩きながら自然観察した。クス,クロガネモチ,マダケ、ムラサキシキブマンリョウ、アリドウシ、シャシャンボなどを見た。また、ドングリなどの木の実を拾う。コガモ、亀も見た。駐車場付近で昼食。
 午後は、ドングリ、銀杏を用いた人形作り、紙皿に葉っぱのお絵かきを各自した。また、中山さんの持ってきたマツポックリでクリスマスツリーも作った。



第43回 森で遊ぶ会   10月23日(土) 青笹山ハイキング
 ガスの中で紅葉ももう一歩の山行でしたが、みんな元気に行って来ました。
参加者は総勢11名。静岡市街からもっとも近いブナ林、オオイタヤメイゲツ群落を満喫してくれたと思います。参加者の方の「楽しかった」、「山の深さを知った」などの感想を見てほっとしています。
 気に入った方は是非また訪れて欲しいと思います。
 新緑、深緑、紅葉、冬姿どれもブナ林はすてきです。
 青笹山山頂からの展望は是非見て欲しいです。


≪参加者のアンケート結果≫ (9点満点,参加者全体の平均値)
●今日の森林散策の満足度 7.6 (最低5 最高9)
●インストラクターのサービス 7.3 (最低5 最高9)
●肉体的疲労度 4.4 (最低1 最高9)
●森に癒された 7.8 (最低7 最高9)
●明日からまた頑張ろうと思う。 8.1(最低6 最高9

みなさん、森から元気をもらったようで、よかったです。
精神的に疲れたり、ストレス、いやなことがあったりしたら 森へ行ってみましょう。

ブナ林の案内などの希望がありましたらご相談ください。




 【参加者Kさんからのコメント】
昨日はお世話になりありがとうございました。
またその日のうちにご報告を頂き恐縮でした。
私はすっかり疲れてしまい、帰宅後入浴、晩酌の焼酎2杯でもう起きていられませんでした。
今日はまだ筋肉痛が残っていますが、昨日の経験で大分自信ができました。
県境の尾根を歩いたり、原生林を見たり、親切なインストラクターの方々に植物の名前を教えて頂いたり・・・何かと親切にしていただき、幸せな一日でした。私に合いそうな企画があればまた参加させていただきたいと思います。まずはお礼のみ申し上げます。
インストラクターの皆様によろしくお伝えねがいます。 早々



第42回 森で遊ぶ会   9月25日(土)
 前日までかなりの雨で、当日の予報も芳しくなかったのですが、実際は好天に恵まれ、まことに幸いでした。9時40分、バス停のある藤枝市峠の広い駐車場に集合し、車を少なくするため相乗りして藤枝市民の森(藤枝市瀬戸ノ谷。42ha)に向かいました。一般参加者は15名(男性9名、女性6名、年齢2〜69歳)、インストラクターは9名でした。
 最初に「びく石」山頂(526m)に行き、よい景色を眺め、付近にある巨石、奇岩群を観て、自然の中に来たという気分を味わってもらいました。空気の澄んでいる時期には富士山も見えるのですが、この日は雲に遮られ残念でした。
 その後観察場所に移動し、樹木観察を主に自然観察を行いました。この辺りは、針葉樹の植林地であったところにクヌギ、コナラ、トチ、クルミなどの広葉樹も植栽したところで、ビオトープ・ガーデンなども作られている観察・散策にはもってこいの場所です。5月後半からは、池の周囲の木々にモリアオガエルの卵塊も観られます。時間の都合で散策路全体を観ることはできませんでしたが、昼までいろいろな樹木などを観察しました。
 午後からは、昨年完成した野外体験施設でクラフト作りを行いました。かなり多彩な材料を用意しましたが、主としてマテバシイのどんぐりのキーホルダーやペンダント、竹トンボ飾り、竹トンボ、クズの蔓を使った篭作りなど好きなものを作ってもらいました。時間が足りないようでしたが、参加の皆さんには、観察・クラフト作りともそれなりに楽しんでいただけたのではないかと思います。


【参加者Yさんからのコメント】
 お世話になり有難うございました、沢山の知識を覚える事が出来ました。
 やはり書籍よりも実物、又専門の方からのいろいろなお話が、疲れた脳細胞に活をいれてくれました。次回は女房と参加させて頂きたいと思っています。又よろしくお願いします。



第41回 森で遊ぶ会   8月1日(日)
 裾野市十里木の「頼朝の井戸」がある八幡神社周辺の森で遊びました。
 天気が良く,日差しは強かったのですが,標高900mの高原は木陰に入ればとてもさわやかで,午前中は周辺の森を散策し,ブナやミズナラの巨樹を観察し,クロモジの香りを嗅いだり,キハダやメギの苦い味を体験し,スノキやバライチゴの美味しい実も食べました。
 午後は,森の木陰で「縄文の火起こし」体験をしました。萩野森林インストラクターが準備した火起こしの材料を参加者が道具に加工し,火起こしに挑戦しましたが,煙は出るのですが,火が起こるまでには至らず,難しかったです。

 その様子を朝日新聞が取材して,8月2日の記事に紹介されました。