高山・市民の森 森林教室実施報告<小枝の人形づくり>
1 実施日時 令和元年7月14日(日) 10:00~15:00
2 参加講師名 森林インストラクターしずおか
担当: 越智、杉山
アシスト会員: 青野、内野、小久保、小嶋、高橋、佐野、早川、大石
3 参加者 11人 (大人 6人、子ども 5人)
4 概要
【森の散策】
今どきの季節らしくそぼ降る雨が予想される空模様でした。しかし、標高600mを越える高山市民の森では、霧は出ているものの雨は霧雨程度で雨具なしでも大丈夫な天気でした。
今日参加してくれた方は、3歳から6歳までの子供5人を含む4家族11人。今日は無理をしないで、「森の恵み」周辺をじっくり歩きました。まず始めにミズメの枝で、お馴染みのサロメチールの香り体験。クロモジの枝を折って芳香を嗅いだり、キハダの樹皮の黄色い内皮を舐めてみて苦みに顔をしかめたりもしました。定番の五感体験をしながら、これらの樹木の利用法にも納得してもらいました。子ども達はモリアオガエルの卵塊と、そこから池に落ちるオタマジャクシに興味津々。池で待ち受けるアカハライモリに「オタマジャクシを食べちゃうの?」と心配顔でした。この時期、高山の森の中ではクロツグミがあちこちで美しい囀りを響かせています。うっすらと霧に煙る森の中、その歌声を聞きながらこの時期ならではの森歩きを楽しみました。
【小枝の人形作り】
事前に集めた、サクラ、リョウブ、シラカバなどの枝やカラマツやテーダマツのマツボックリ、ドングリ、サルオガセなどを使って人形作りです。初めに見本を見せて作り方の概要を説明し、自由な発想で見本にとらわれない人形作りをしてもらいました。
木を切るのはお父さんやお母さん。「あれをここにくっつけて、これをここに」と、子供はあれこれ親に指示監督役です。色をカラフルに塗ったり、リボンで飾ったりナイフで木を削ったりその表情はみんな真剣です。いろんな材料を駆使し、柔らかい子供の発想で大人には思いつかない物が出来上がっていきました。中には、見本より秀作だと思えるような作品もありました。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2019/07/高山報告書(小枝の人形)_20190714.pdf