◆活動の記録◆

          
          


■第92回“森で遊ぶ会” 護国神社の樹木観察会

日 時 3月18日(金)10:00〜14:30
場 所 静岡県護国神社境内
参加者 11人
参加会員 4人(青野、井上、越智、高橋)  

風もなく快晴の好天に恵まれましたが、冷え込みが厳しく、寒い日でした。  
10時に駐車場に集合し、社務所前のナギの葉の観察から始まり、本殿にお参りしながら、ゆっくりと境内の樹木を観察して歩きました。

社務所前ではオガタマノキの花、裏山では珍しいカンザブロウノキの稚樹、キンモクセイとギンモクセイの葉の違い、クスノキの枯れ枝の香りなどを観察し、武道館前の神池の辺りで12時になり、昼食となりました。  

午後は武道館から一の鳥居、表参道、駐車場などを回り、イヌビワやヒメユズリハの髄、アカガシの木肌、いろんな木の葉痕、コゴメウツギの枝の出方、タラヨウの死環などを観察し、最後にハクウンボクの冬芽を観察して終わりました。  

参加者の皆さんは、植えて作られた森も70年ほど経つとこんな素晴らしい森になることや木々の観察点がいろいろあることに驚かれていたようで、「良い観察会だった」と言っていただきました。

参加申込みは11人だったのですが、1人は前日にお葬式で参加できないとの連絡がありましたが、1人は来られませんでした。これは担当のミスで、前日に申込者に電話しようと思っていたのを忘れたため、参加枠から外れたと思われたからだそうで、誠に申し訳なかったと反省しています。なお、当日の参加者が2人ありました。










■花・緑タウンフェアin静岡2011

静岡市中心市街地を会場に開催された「花・緑タウンフェア」の「花と緑の体験教室」に参加しました。  
この体験教室には、その他に、花苗による小さなガーデンづくり、ワイルドフラワーのアレンジ、押し花体験、野菜の花当てクイズ、レカンフラワー、木の実あそびなどが実施されました。  
三日間に、それぞれ、木の名札づくり、どんぐりのミニ靴作り、木の枝の鉛筆づくり(体験料100円)を実施し、多くの方に体験していただきました。
(1) 会場 静岡市 青葉シンボルロード内イベント会場
(2) 日時 3月4日(金)〜6日(日)
(3) 実施内容 
   4日 木の名札づくり 体験者  9人      
   5日 どんぐりのミニ靴作り   40人      
   6日 自然木の鉛筆づくり    50人
(4) 参加インストラクター
   4日 井上、内野、越智、高橋、中川、森正美、増田、青野
   5日、6日 井上、内野、越智、青野








■ふじえだ環境・自然展2011

藤枝の市民活動グループ(「樵の会」、「駿河台森づくり委員会」、「みみずくクラブ」、志太エコクリエイト)主催、藤枝市役所市民協働課共催、ふじえだ市民活動支援センター後援の「ふじえだ環境・自然展2011」が2月25日(金)から3月3日(木)まで藤枝市文化センターで、その後3月4日(金)から18日(金)まで藤枝市役所ロビーで開催されました。

展示参加者はボランティアグループ、NPO、企業・団体、地方公共団体など20数団体で、様々な活動報告、紹介などのパネル展示がなされました。当会も、4年前から引き続き参加し、今回は当会の活動紹介パネル、浜松で行われた当会会員の研修会で作成したクラフト「木の実の森林鉄道」を展示しました。

クラフトの展示は当会のみで、観客は精巧でかわいらしい列車に積んだ普段見慣れない木の実に興味深そうに見入ってました。 文化センターの展示に先立ち、2月19日(土)に藤枝青島北公民館で開催された「森づくり研修会」の会場でもこれらの展示が行われました。「森づくり研修会」は上記主催団体が市民活動支援センターと公民館の後援を得て開催したもので、今年は元国立博物館研究室長で皇室とも関りの深い近田文弘氏を講師に迎え、「皇居のしぜん」というタイトルの講演がおこなわれました。聴講者は100名ほどあり、都会の真中にある貴重な森などの話に熱心に聴き入ってました。

(担当インストラクター:高橋。「駿河台森づくり委員会」会員、「みみずくクラブ」会員)











■サイエンス・ピクニック

(1) 全体の参加団体  当団体を含め24団体

(2) 当団体の出展内容   
1. 当団体の活動状況の紹介
2. 木の実の森林鉄道展示(松ぼっくりやどんぐりなど、53種類の木の実の標本を展示)
3. 木の実クイズの実施(Aのうち、20種類の木の写真を展示し、それぞれの木の名前とその木に着く実をAの中から選んで解答用紙に記入してもらうクイズ)

(3) 参加者   3月12日(土)32人、13日(日)46人、計78人

(4) 参加会員
12日(土)井上・越智・内野・廣野・藤田(久)  
13日(日)井上・青野・越智・内野・高橋・廣野・藤田(久)

(5) 概況   参加者は、小学校の低学年の方が多く、少し難しかった所もあり、親子で熱心にクイズに取り組んでいた。


3月12日


3月13日






■平成22年度NPO森林インストラクターしずおか
             会員研修会

日時  平成22年11月20日(土)〜21日(日)

 初日は会員14名(青野、朝比奈、井上、内野、越智、栗岡、上妻、小嶋、高橋、中川、萩野、早川、藤田(久)、増田)が参加。藤枝市稲葉公民館研修室で中川さんのレクチャー(安全管理)、藤田さん、井上さん出演のテレビ番組ビデオ、青野さんのヒマラヤ登山行紹介と興味深い多彩な内容でした。座学終了後、大久保キャンプ場に向かい、コテージ4棟に分宿。夜は狭いながらも1棟に集まり、夕食兼飲み会・会議・樹木談義等々広範囲な話題でわいわいと懇親を深めました。

 2日め朝はキャンプ場そばの樹木などを観察後出発、途中で会員一人join、鼻崎の大杉、高根白山神社の大杉、林道でのセンブリやリンドウの群落、芋穴所のマルガシ(アカガシの巨木)などを観察しました。青空のもと、赤いイイギリの実と背後に臨む富士山も印象的でした。最後に落差70m、東海といわれる一宇嶺の滝を観て、昼頃に解散となりました。 

 好天にも恵まれ、皆さんの協力で有意義で楽しい研修会ができたと思います。
                         (幹事:高橋)










■NPO森林インストラクターしずおか 設立10周年記念
         駿府公園樹木観察会

第3回 11月13日(土)

 好天に恵まれ、最後の観察会を実施しました。青空の下、紅葉し始めた木もあって公園は美しく、気持ちのよい観察会になりました。
 2班に分かれて観察会を行いました。スダジイやカシ類、コナラ、ウバメガシなどの実を拾ってその違いを観察したり、クロマツやテーダマツの葉、トチノキの樹液の滲む葉、コウヨウザンの痛い葉に触ったり、巨樹に触れたりして、多くの樹木を観察しました。参加者はこんな都市公園にも多くの樹木があり、自然の多様性に驚き、それをうまく説明する森林インストラクターに感心し、熱心に話を聞き、メモを取っていました。
 参加者は47人と、これまでで最も多くなりました。開始の少し前には参加者が30人程度と少なかったので2斑に分けることにしました。ところが、開始直前に多くの人が集まっていまい、グループが大きくなっていまいました。そのため、森林インストラクターの説明が聞き取りにくいと言うこともあったようで、反省しています。
 参加者のアンケートの回答結果では、とても好評で、今後も観察会の実施の要望が多くありましたので、来年度も“森で遊ぶ会”の中で実施することを考えようと思っています。

会員参加者 青野、朝比奈、井上、岩崎、内野、越智、上妻、中川、増田、森

なお、記念事業として実施した第1〜3回の参加者の状況は次のとおりです。
参加者数:第1回 41人 第2回 44人 第3回 47人 合計 132人
参加者実数:109人  男性 34人 女性 59人 不明 16人
参加回数別:1回 90人 2回 16人 3回 3人
市町別参加者:静岡市 98人(葵区58,駿河区24,清水区3、不明13) 藤枝市4人 焼津市2人 浜松市2人 磐田市1人 湖西市1人 不明1人
年齢別参加者:10才未満2人 30歳代2人 40歳代3人 50歳代8人
         60歳代36人 70歳代38人 80歳代20人 不明18人













第2回 10月24日(日)

 秋晴れの日曜日に第2回の観察会を実施しました。31名の参加者が集まり、3班に分かれて観察会を始めました。そのうち、前回から引き続いて参加された方が9名おられました。
 参加者は静岡市内の方が多く、日頃から親しんでいる駿府公園ですが、森林インストラクターの説明に熱心に耳を傾けていました。
 途中から、ラジオで知ったという目の不自由な方13人のグループの飛び入りの参加があり、この方達で1グル−プを作り、触れる、嗅ぐを多く取り入れた観察が行われました。そのため、参加者は44人になりました。
 アンケートの結果でも、とても好評でした。

会員参加者 青野、朝比奈、井上、岩崎、内野、越智、上妻、中川、増田、森







第1回 9月25日(土)

 前日までの雨が嘘のように,爽やかな晴天で,駿府公園の木々の緑も前夜の雨に洗われて美しく見えました。9時30分に東御門付近に会員10人が集まり,増田会員の手作りの簡易テーブルで受付を始めました。何人参加するか心配でしたが,10時には38人の受付になりました。観察会が始まってから2人の参加者があり,40人になりました。静岡市内の人がほとんどでしたが,遠くは浜松市からの参加もありました。
 挨拶で10周年の記念行事であることを述べた後,2班に分け,1斑は公園の東側を,2斑は西側を主に観察することで出発しました。

 1斑は,Bゾーンからスタートして,西日が容赦なく照りつけて元気のないフタバアオイを資料で説明をして,土手に出たらヒガンバナが8分咲きで真っ赤な花の群落に2本の白花が確認できました。Cゾーンに入り紅葉山公園を左手に見ながらテーダマツとクロマツの葉数の違い,樹皮の相違などを観察いたしましたが,参加者は日本のマツは風情があって落ち着くと話していました。ここで資料の訂正をお願いして,クロマツの幹周を計測したら3.1bありました。
 Dゾーンに入りイチョウやクロマツの巨樹に歓声が上がり,トチノキが冬芽を厳しい冬の乾燥や寒さから保護するために樹脂で守られてべとつく知恵を冬芽に軽く触れてもらい感じ取ってもらいました。ニワウルシは「自宅の庭に植えたい,この種で芽が出るか」という真剣な相談もありましたが,成長が早く大木になるので見合わせたほうが無難と説明しました。カツラは皆さん大変興味を持ってくれたようで,香りは雨上がりで分からなかったようですが,春の花の時期には必ず見に来ると話していました。トウカエデの種子をうまく回転させて楽しみましたが,ここで11時30分を超えてしまったので家康公の前のキシュウミカンやポプラの説明をして今回は終了としました。

 2斑は,資料の訂正をお願いしてから,Aゾ−ンに向かい,公園内の最大の巨樹・クスノキ,三大公園木のヒマラヤスギ,イタヤカエデ,三葉松のテーダマツなどを観察しました。スダジイにツブラジイの樹名板がついており,樹皮の割れから間違いですといい,さらに果実を拾って間違いを確認しました。「ここの樹名板の間違いが多いので,樹名板はあまり信用しないようにして下さい」と言いましたら,皆さん,笑っていました。
 石榴の実なっているのに引かれて,Fゾーンに入り,ヤマモモの葉の細脈やホルトノキの葉との違い,コウヨウザンの葉の鋭さなどをみて,Iゾーンに移り,トキワギョリュウやシナサワグルミの珍しい樹木を観察しました。そしてシナサワグルミとトウカエデの種子を飛ばして回転する様子を比べてみました。
Hゾーンに移り,サルスベリの変わった花の造りやメタセコイアの落葉は枝毎落ちることを観察し,Gゾ−ンでウバメガシを見ながらドングリの皿の違いを説明したところで,11時半を過ぎてしまい,ここで終わりました。

 両班とも予定コースを時間内に歩けませんでしたが,その分,中身の濃い観察会になっやと思います。参加者からは「あっという間の1時間30分だった」という声をいただき,満足してくれたと思います。10周年記念事業として,成功だったと思います。


  1斑 朝比奈,内野,越智,喜多,増田
 2斑 青山,井上,栗岡,高橋,早川,森















■“子ども樹木博士”認定会

H22.8.8 静岡県立森林公園


 西部地区の会員が中心となって行われた今年の“子ども樹木博士”認定会は、好天に恵まれ、多くの参加者があり、盛会でした。
 参加者は18人の小・中学生と、その保護者が13人で、森林インストラクターの指導で午前中、公園内を散策し、触ったり、匂いを嗅いだりしながら樹木を勉強し、午後は認定試験に臨みました。出題は40種の樹木で、かなり難しかったようで、最高は四段、最低は参加賞(正解0)でした。
 樹種別で正解率の高かったのは、ネズミサシ、イロハモミジ、アカマツ、ヤツデなどで、参加者の2/3以上が正解でした。逆にリョウブ、ウリカエデ、ミツバツツジは正解者がありませんでした。
 その結果、次の通り認定され、参加者に認定証が渡されました。

 四段 2名  三段 2名  二段 4名  初段 3名
 1級 1名  6級 3名  7級 1名  8級 1名  参加賞 1名

会員参加者 井上,岩崎,内山,小川,中山,廣野,藤田(忠),藤田(久)

静岡県の環境学習データバンクに紹介されました







■富士山南陵の森(富士宮市)
 フォレストセイバープロジェクト
 

  当団体は事業委員会に参加し、
  緑地整備と環境教育8回を開催しています。 

 「南陵の森づくり」についてはこちら







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