高山・市民の森 森林教室実施報告<小鳥の巣箱づくり>

  1.  実施日時   令和元年9月8日(日) 10:00~14:00
  2.  参加講師名  森林インストラクターしずおか
    • 担当:     小久保、高橋
    • アシスト会員:  青野、内野、大石、越智、小嶋、佐野、杉山、矢下
  3.  参加者 22人 (7家族: 大人 13人、子ども 9人)
  4.   概要

【森の散策】

  • 好天に恵まれ気持ちの良い散策が出来た。しかし 接近する台風のため夕刻から急速に崩れる予報だったので、散策も早めに切り上げることにした。 そこで、多くの班では池の周りと中間展望台を巡る比較的短いコースを歩いてもらった。しかし中には山頂まで頑張って往復した班もあった。
  • 歩き始めてすぐにカモシカに出会った。森の恵のすぐ近くだったので、大半の参加者が目にすることができ、中には「野生動物との遭遇は初めて」と興奮気味に話してくれた人もいた。
  • この季節、花や木の実であまりめぼしいものがないので、植物の観察も今一つ面白みに欠けるのが辛いところだ。しかし、例えば「スギとヒノキの見分け方について教えて欲しい」などと質問してくれるお母さんがいたりして、思わず解説にも力が入ってしまった。色づき始めた木の実を見たり、木々の香り体験をしたりしながらの散策になった。道端で出会う植物に思わぬ薬効があることや、花々がそれぞれに自家受粉を防ぐ工夫をしていることなど、少しばかりだが自然の奥深さも知っていただいた。
  • 中間展望台まで上がると静岡市街がよく見えた。我が家の方角を確かめたり、皆で大声を出してやまびこを聞いたりして一時を過ごしてもらった。

【小鳥の巣箱づくり】

  • 今回は間伐材の杉板を材料とし、ノコで裁断、金槌とクギで巣箱を組み立てるという体験だ。予め出入り口と水抜きの孔は開けておいた。
  • 工作を始める前に、実際にその巣箱でシジュウカラが営巣し、雛が巣立って行くところを撮影した動画を見てもらった。「市街地の普通の家(我が家)の庭木に架けた巣箱で撮ったもの」と説明すると、「それなら我が家でも」という期待が膨らんだのか、「巣箱を架ける向きは?」「どんな木がよい?」などと、質問が相次いだ。これから作る巣箱にも、期待が増したに違いない。
  • 家族で力を合わせて作業する微笑ましい姿をあちこちで見ることができた。初めてノコギリを引いてみたり、クギを打ってみた子ども達も多かっただろう。材料が柔らかい杉材なので裁断は難なくできた。その後図面に従って組み立ててもらったのだが、中には少し手こずった家族もいたようだ。一部は講師の助けも借りながら、全員が図面通りの巣箱を手にすることができた。最後にそれぞれの作品を手に、記念写真を撮ってお開きにした。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2019/09/高山報告書(巣箱_20190908.pdf

巣箱の作り方 ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2019/09/巣箱の作り方.pdf

 


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