高山・市民の森 森林教室実施報告<葉っぱのしおり>

  1.  実施日時   令和4年9月11(日) 10時~14時
  2.  実施題目  森の散策と自然素材を使ったクラフト(木の葉のしおりづくり)
  3.  参加講師名  森林インストラクターしずおか
    • 主担当:   越智、小嶋
    • アシスト: 青野、小久保、小長井、杉山、高橋、矢下
  4.  参加者 4グループ 12人 (大人7人、子ども5人)
  5.  概要   午前中は参加者のグループ毎に小人数の4班を作り、それぞれに1人ずつインストラクターがついて森の散策をガイドした。午後の部では「葉っぱのしおりづくり」というプログラムをやった。午前中の散策で気に入った木の葉を集め、それをラミネートしてしおりを作るというものだ。美しい「オリジナルしおり」が出来、喜んでもらえた。
  • 森の散策】 

 初めて高山・市民の森を訪れたという参加も多かったが、インストラクターがマン・ツー・マンでガイドできるような態勢だったので、それぞれの希望に合わせた内容の散策が出来た。虫を追うのに夢中な子どものいる班、大人ばかりなのでしっかり植物観察しながら歩く班、自然の中で駆け回りたい子どものいる班など、それぞれに内容の違う散策を楽しんでもらった。好天だったので、どの班も最終的には山頂を目指した。

 散策の途中では、しおりにするためいろいろな木の葉を集めながら歩いた。それにしても、子ども達が昆虫や蛇、蛙などを追いかけ回すエネルギーには圧倒された。あっという間に虫かごが満員になってしまう子もいた。しかし、どの子も捕まえた生きものを後でちゃんと逃がしているのには感心した。山頂でもひとしきり生きもの探しをしたり景色を楽しんだりしてから、林道を通って”森の恵”に戻った。

  • 【葉っぱのしおりづくり】 

 集めてきた木の葉をラミネートして、それぞれオリジナルなしおりを作ってもらった。ただ生木の木の葉なので、予め水分を完全に除いておかないといけない。そこで重ねたキッチンペーパに挟み込んでから電子レンジで処理する、という手法で水分を除去した。時間とペーパの枚数を適切に選べば、色褪せもせずにカラカラに乾いた木の葉ができるのだ。それをPETフィルムにサンドイッチしてラミネータに通すことで、木の葉の鮮やかな色を保ったままのラミネーションができる。それをカットすれば、”マイしおり”が完成する。

 それぞれ自分の集めてきた木の葉で、この作業をやってもらった。中にはサンショウのような小さな複葉を使ったり、紅葉したモミジを使ったり、また色鮮やかな花のついたハギの枝葉を使ってみる人もいた。それぞれに鮮やかな色を保ったままの、美しいラミネーションができた。我々が準備した真っ白なワタの実を背景に散らしてみたり、一人一人の更なる工夫も交えて、それぞれにオリジナルなしおりが完成した。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2022/09/高山実施報告書(木の葉のしおり)202209.pdf

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