中学校からの講義依頼 実施報告<柚野中学校>

  1.  実施日時   令和4年11月11(金) 13時30分~15時30分
  2.  実施題目  「総合的な学習」(森の働きと柚野の動植物)
  3.  講師     森林インストラクターしずおか  佐野文彦
  4.  参加者   中学生87人 (富士宮市立柚野中学校)

 【背景】 

 柚野中学校から、現在取り組んでいる「総合的な学習(柚香)」での講義依頼があった。この「総合的な学習」とは、自分が住む地域に関心を持ち、興味を持って調べ、中学生として地域に貢献したいと思う姿勢を身に付けるために行っているものである。今回は森の大切さ、自然の不思議さ、働きについて理解を深め、今後の追求活動に生かしてもらう目的で講義を引き受けた。

 【内容】 

 2年生は33名が教室に集まり、1年生、3年生はリモートで受講した。タイトルは「森の働きと柚野の動植物」とし、日本の森(人工林)の歴史、森の公益的機能、里山、柚野の動植物、里山復元等について話した。50分間講義し、10分の質疑応答を設けた。講義内容は、森林が抱える大きな問題は何か?、天然林は放置すべきか?、紅葉のしくみは?等とし、講義終了後に質疑応答を行った。生徒が自己課題を追求している中で疑問に思っている内容について、5名の生徒から質問があったのでそれに答えた。質問はナラ枯れの原因、放置林の対応、太陽光パネルによる自然への影響、森の手入れの仕方、柚野の土砂崩れ場所等であった。

 講義では、生徒は盛んにメモを取り、熱心に聴いてくれた。質疑応答も時間を超過して活発に行われ、森や地域の自然を知るよい機会になったものと思われた。

 なお、本内容は平成4年11月18日付の地元新聞「岳南朝日」に掲載された。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2022/11/柚野中講義_佐野.pdf
岳南朝日記事 ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2022/11/柚野中講義.jpg

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