高山・市民の森 森林教室実施報告<クリスマスリース>
- 実施日時 令和5年12月10(日) 10時~14時30分
- 実施題目 森の散策、及び木の実でクリスマスリースづくり
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 大石、中川
- アシスト: 越智、小久保、小嶋、小長井、佐野、高橋、早川、矢下
- 参加者 10グループ、36人
- 概要 当初は、抽選で選ばれた12家族44人の参加予定だったが、キャンセルもあって10家族36人の参加となった。水見色側の道路が不通で新間経由の道に不慣れという事もあったのだろう、開始に間に合わなかった家族もあり、一部のインストラクターを残しその家族の対応に当たった。
今回は家族連れだけでなくシニア層の参加者も多く、そのシニア層だけのグループも含め、全体を5つに班分けして散策を行った。参加者には、リピータ組や高山が初めてではない方も多かった。幸い今回は天候にも恵まれ、どの班も山頂を目指すことになった。小さな子がいて登りが大変だった家族もあったが、皆山頂まで頑張って歩いた。山頂からは富士山もよく見え、また静岡市街から遠くは伊豆半島まで見渡すことができた。それぞれに山頂からの展望を楽しんだ後に、各々登山道や林道を使って下山した。
歩きながら観察した植物については、ミツマタ、クロモジ、サンショウ、キハダやコバノガマズミなどで匂いや手触り、味覚など定番の5感を使った体験もした。また森林の生態系や植物達が生きるために巡らしている工夫の数々を話して、自然の巧みさや不思議についても理解を深めてもらった。ただ子ども達には少し退屈だったかも知れない。あいにく子ども達が楽しめる虫の季節ではないので、代わりにシダの葉グライダーを飛ばしたりして遊んでもらった。
午後からは、クリスマスリースづくりを行った。蔓や稲わらを丸く編んだリース・ベースに、木の実を中心とした様々な自然素材を飾りつけてクリスマスリースを作るというものだ。大小多数のベースと、飾りつけ用に各種のドングリ、トウヒやマツ類、コウヨウザンなどの松ぼっくり、それにモミジバフウ、トチの実やクルミの核なども予め用意した。今回は飾りつけ用として更に、赤や黒の実がついた生木の枝葉やスギの枝葉などもいろいろ取り揃えておいた。参加者はこれらから好みの素材を選び、グルーガンや針金を使ってベースに取りつけながら思い思いに自分のリースを組み上げていった。
ベースに沿って濃緑の葉をいろいろ配置してそこに赤い実を飾りつけたものや、巨大なマツボックリをアクセントにしたもの、赤や黄色そして茶色の木の実を彩り豊かに配したものなど、それぞれに自分オリジナルのリース飾りが出来上がった。最後に各々が自慢の作品を手に、記念写真に収まって散会とした。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2023/12/高山実施報告(クリスマスリース)202312.pdf