講師派遣: 国有林観察会(富士山)参加報告

1 日 時: 平成29年11月11日(土) 10:00~15:00

2 場 所: 富士山麓国有林: 富士宮市人穴地区・上井出林道

3 参加者: 一般参加者 9人(全て大人)、森林管理署6人

4 主 催: 靜岡森林管理署

5 講 師: 萩野、小久保

6 概要

  •  森林管理署による国有林見学会が富士山麓で行われた。林業作業の現場を見て森林管理の仕事を知ってもらうという目的の見学会だった。見学の中に森林の樹木観察の時間が設けられ、我々が講師として参加した。観察の現場は標高が1200mの樹林帯にあり、ヒノキを中心とした人工林の中にポツンと残った広葉樹林の一角である。大沢崩れにもほど近いが、一般人は立ち入れない国有林の奥深く、林道を延々と上った先にある。
  •  朝方まで降った雨も上がり、一転して抜けるような青空の好天になった。直前に降った雪をまとった富士山が終日鮮やかな姿を見せてくれ、参加者も大いに喜んだ。全員が森林管理署の車に分乗して、伐採や地ごしらえ、植林の現場を見学した後、この観察会現場に向かった。現場で見られる樹木には、ブナやミズナラ、カエデ類などの落葉広葉樹を中心にざっと見ただけでも30種以上のものが目についた。しかしこのうち大半のものは既に殆ど葉を落としていた。
  •  最初に草笛の練習でアイスブレークをした後で、2班に分かれて林道沿いの樹木を観察した。既に裸になった木が多い中で、カエデ類を中心に散り残った黄色や赤の紅葉とその落ち葉、またムラサキシキブやガマズミなどの実、そしてクロモジやアブラチャンなどの冬芽が恰好の観察対象になった。そしてコースの最後に巡り会えるメグスリノキのサーモンピンクとツルマサキの鮮やかな緑のコントラストが、よい締めになった。

詳しくはこちら ⇒ 講師派遣_国有林観察会(富士山)実施報告

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