第161回・森で遊ぶ会(森町・町民の森)実施報告

日時: 平成31年4月23日(火) 10時半~15時(現地)

場所: 静岡県周智郡森町 町民の森

参加者: 合計45人 (静岡市・35、藤枝市・10)

担当幹事: 小久保、杉山

アシスト会員: 青野、内野、越智、小嶋、高橋

概況:

  • 「春の樹の花とハルリンドウを見に行こう」という触れ込みで、参加者を募った。常連の参加者が増えてきたこともあり、また花々にはちょうど良い季節という期待感もあってか、早くから大勢の参加申し込みがあった。
  • 天候は晴れ~薄曇りで雨の心配もなく、また暑すぎもせず、散策にはちょうど良い条件になった。参加者は3班に分かれていただき、それぞれにインストラクターが2名ずつついて観察行に向かった。
  • ゲートから遊歩道に入ると、いきなり沢山のハルリンドウやヒメハギ、タチシオデなどの花がお出迎え、あちこちで写真を撮る人々で大混雑になった。人々の列はいっこうに前に進まないので、狭い遊歩道にはすっかり渋滞ができてしまった。
  • どういう訳かこの一帯にはクロバイが非常に多い。この季節のクロバイの美しさは格別で、樹冠一面が雪をかぶったように真っ白な花で覆われる。今回は狙い通りちょうどクロバイの花が見頃になっており、見渡す限り森の随所にその白い樹冠を散りばめていた。またマルバアオダモの花もまだあちこちに残っていた。白い糸屑を集めたようなその繊細な花にも、人々の視線が集まった。
  • 他にもカマツカの可愛い花や、あちこちに咲き残ったコバノミツバツツジ、所々に咲いていたツクバネウツギの花、そしてもう盛りは過ぎたがウワミズザクラの花などを楽しむことができた。また遊歩道脇にコモウセンゴケ(トウカイモウセンゴケかも知れない)を発見、その米粒のように小さく紅い花をカメラに収めた。
  • お目当ての花々を一通り見ることができたので、昼食後に近くの小國神社の森に立ち寄った。参道に立ち並ぶスギやヒノキの大木を見ながら、境内で満開になっていたヤブデマリの花を楽しんだり、樹齢数百年で由緒ある イスノキの大木を見たりした。また社殿の屋根を葺くのに、檜皮を剥ぎ取ったと思われるヒノキの大木を沢山見ることができた。表皮が異様に真っ赤で痛々しくもあったが、歴史のある社寺ならではの事とも感じた。
  • 天候にも恵まれ、また沢山の花を見ることができ、皆さんに満足していただけた観察行になったと思う。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2019/04/第161回森で遊ぶ会(森町・町民の森)・実施報告書.pdf


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