高山・市民の森 森林教室実施報告<初秋の森の散策>

  1.  実施日時   令和2年9月13日(日) 10時~13時

  2.  実施題目  森の散策

  3.  参加講師名  森林インストラクターしずおか

    • 担当:     青野、高橋

  4.  概要  新型コロナの感染拡大予防のため、午後のクラフト(木の実のアクセサリー作りを予定していた)は中止とし、午前中の森の散策のみ実施した。

【森の散策】

  • 新型コロナ禍が影響しているためか参加申込みが2家族7人と少なかったが、さらに当日1家族キャンセルがあり、参加は1家族3人と淋しいかぎりであった。今回は密を避けるため通常午後に行っていたクラフトは行わない方針だったので、午前中の観察ウオークのみとなった。天気は予報より良くなく、スタート直後は雷鳴も数度聞こえたものの「森の恵」帰着まで雨は降らずまずまずのコンディションになった。

  •   高山の池の手前ではキチョウ、シジミチョウ、タラノ木の黄色い花、ゲンノショウコの白い花、ヤマジノホトトギスの花などが見られた。池ではオタマジャクシ、アカハライモリが子どもの興味を惹いた。登りの途中でミツマタを見、クロモジの新芽を眺め枝の香りを嗅ぎ、ヒノキの葉を拡大して観察した。頂上付近では盛大に実をつけたカナクギノキ、ジャノメチョウ、コオロギ、センチコガネ、アサギマダラ、ツマグロヒョウモンの群舞も見られ、スミレにはその幼虫がいた。キブシの実、ホオノキの大葉を観ながら下ると、こちらを見ているニホンカモシカに出会って、しばらく観察できた。観察ウオークを終え「森の恵」に帰着したのはちょうど正午頃であった。

  •   雲がかかっていて頂上から富士山や下界の眺望はきかなかったが、初秋の高山を楽しんでもらえた。3歳の幼児がほとんど自力で上り下りをこなし、特に「疲れた様子も見せなかったのには感心した。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2020/09/高山実施報告書_2020_0913.pdf


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