高山・市民の森 森林教室実施報告<ミニクリスマスツリー>
- 実施日時 令和5年11月12(日) 10時~14時30分
- 実施題目 森の散策、及び木の実でミニクリスマスツリーづくり
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 青野、杉山
- アシスト: 大石、越智、小長井、早川、矢下
- 参加者 5グループ、16人 (大人8人、子ども8人)
- 概要 当初は、7家族24人の参加予定だったが、キャンセルが相次ぎ、5家族16人の参加となった。水見色側の道路が不通であることや、インフルエンザの流行ということも影響したのではないだろうか。今日は、曇り空で少し寒かったこともあるかもしれない。参加者を3つのグループに分けたが、一家族が道を間違えて大幅に遅れたため、1名のインストラクターを残しその家族の対応に当たった。
今回班分けした3グループの家族は、リピータ組と高山初めて組とに分かれた。山頂まで行った班もあれば、池を巡って中間展望台までの班もあり、それぞれコースは違うけれど各班とも楽しい森林散策になったようだ。子ども達はやはり動くものに魅せられるようで、先ずは昆虫採集だった。しかし昆虫の最盛期ではないので、ザトウムシやアリジゴクなどが標的になった。
植物については匂いや手触り、また味見も含めて定番の5感を使った体験をしてもらった。木の実の季節なので、カエデ類の翼果を飛ばしたりもしてみた。あいにくこの時期は花が少なく、しかも草刈りを実施した後なのでなおさら見られる花数は少なかった。それでも、この時期ならではのセンブリやキッコウハグマが見られた。また果実もまだ残っていて、ウメモドキ、ムラサキシキブ、ミヤマシキミ、クマノミズキ、タラノキなどの実を見ることができた。
午後からは、ミニクリスマスツリーづくりを楽しんだ。大きなテーダマツの松ぼっくりを樅の木に見立てて、これに木の実を中心とした様々な自然素材を飾りつけてクリスマスツリーを作るというものだ。予め集めておいたカシ類やマテバシイ、クヌギなど各種のドングリ、それにクルミの実、トウヒやマツ、コウヨウザンやモミジバフウなどいろいろな素材を準備し、それらを思い思いに飾りつけてもらった。接着にはグルーガンを使うのだが、初めての人たちもインストラクターのアドバイスを得ながら、だんだん手際よく取りつけられるようになってきた。
形の違うマツボックリを重ねる2階建てのツリーなど独創的、個性的な作品も出来上がった。ツリー以外の自分だけのドングリ飾りを作る子供もいて、それぞれにクラフトを楽しんでくれた。ネイチャークラフトを通していつも感ずることだが、子ども達の発想の豊かさに驚かされることがたびたびである。最後に各々が自慢の作品を手に、記念写真に収まって散会とした。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2023/11/髙山報告書(クリスマスツリー)202311-.pdf