高山・市民の森 森林教室実施報告<木の実のクリスマスツリー>
- 実施日時 令和3年12月12日(日) 10時~14時半
- 実施題目 森の散策とミニクリスマスツリーづくり
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 杉山、大石
- アシスト: 青野、越智、小久保、佐野、高橋、中川、矢下
- 参加者 5家族 22人 (大人10人、子ども12人)
- 概要 いつものように午前中は班に分かれて森の散策、午後はクラフトで、今回は色々な木の実を飾りつけたミニクリスマスツリーづくりを楽しんでもらった。参加者は抽選で選ばれた由だったが、直前のキャンセルが相次いだため数が減ってしまった。結果的に散策のガイドには家族毎に複数のインストラクターがついたり、またツリーづくりではふんだんに用意された材料が使えたり、今回の参加者はむしろ幸運だったとも言えるのではないだろうか。好天にも恵まれ、皆さんには存分に楽しんでいただけたものと思う。
- 【森の散策】
気持ちの良い晴天、それに風もない穏やかな日で、どの班も山頂を目指すことになった。子ども達の体力に合わせコースは班ごとに違っていたが、小さい子も皆頑張って歩いた。山頂からは白い綿帽子をかぶった富士山、それに静岡の街並みから伊豆半島までを展望できた。「高山に来たのは初めてで、この景色に感激した」という家族もあった。
途中では、それぞれの班のインストラクターが植物の解説をしたり、森林の役割を解説したりしながら歩いた。イノシシ、シカ、カモシカなど動物の痕跡もいろいろ見ることができた。フユイチゴやガマズミの実を食べてみたり、クロモジやサンショウの香りも嗅いでみたりもした。サッカーボールに似たヒノキの実を拾い集める子どもも多く、森を身近に感じる体験になったのではないだろうか。「こうして説明してもらいながら森を歩くのは初めて。楽しく、また勉強になったのでまた来たい」という声も聞かせていただいた。
- 【ミニクリスマスツリーづくり】
今回のミニクリスマスツリーは、テーダマツの大きなマツボックリに色々な木の実や種を飾りつけて作る。その材料にはクルミやアラカシ、マテバシイ、クヌギなどのドングリ、それにトウヒ、アカマツ、クロマツ、メタセコイヤ、ミヤマハンノキなどの球果、ナンキンハゼ、カボチャの種、セイヨウヒイラギの葉、センリョウの実、綿など多種多様な木の実、さらに綺麗なクリスマス飾りまで用意した。それらをグルーガンで接着して飾りつけてもらう。
参加者の中にはグルーガンを初めて使う人もいたので、初めはインストラクターに手伝ってもらいながら開始した。慣れるとだんだん手際よくなってゆき、思い思いの装飾ができてきた。色々な木の実を駆使して、皆さん素晴らしいクリスマスツリーを完成させた。また、ただ美しいだけのツリーだけでなく、独創的な作品も沢山できた。例えば動物の顔に見立てたもの、二階建てのマツボックリにして豪華さを際立させたもの、更には形の違うマツボックリをつなぎ合わせて怪獣を作った人もいた。いつもそうだが、人それぞれに個性ある作品ができるものだと感心させられた。それぞれ作品を手に記念撮影、作品は大事に持ち帰っていただいた。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2021/12/高山実施報告(木の実のツリー)_202112.pdf