第176回・森で遊ぶ会(有度山)実施報告
日時: 令和3年3月18日(水) 9時10分~12時
場所: 有度山北麓(静岡市駿河区谷田)
参加者: 合計34名(女性31名、 男性3名)
担当幹事: 越智、小嶋
- アシスト会員: 青野、大石、大澤、小久保、佐野、杉山、高橋、中川
募集方法: チラシ配布、メール、クチコミ等
実施状況:
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当日は晴天で無風に恵まれ、集合場所の県立美術館第1駐車場からは雪の富士山も望まれて、観察会には絶好の日よりであった。藤枝、焼津、島田方面から8名、富士、富士宮からも数名の参加がありコロナ禍にあって皆さん観察会を楽しみに待っておられた様子がうかがえた。
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参加者には5つの班に分かれていただき、それぞれ2名のインストラクターがついて、有度山の北麓を巡った。先ず美術館前のプロムナードの樹々を見て歩いた後に、下の道路に下り犬舎脇の遊歩道入口から有度山の森歩きに入った。我々インストラクター会を初め、いくつもの里山整備団体が活動する場所を見てもらいながら、麹ヶ谷までの山道を進んだ。
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芽生えが始まったり、花芽が出揃ったりした樹々を見ながら歩いた。またアリドウシ、オオアリドウシ、アオキなどにはまだ赤い実がしっかり残っていた。更に早くもウラシマソウが仏炎苞を開き、釣り糸を下げている姿を見せてくれた。またヤマルリソウの可憐な花も、あちこちで見ることができた。
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今回の目玉の一つは、麹ヶ谷でショウジョウバカマの群生を見ることだった。丁度花が見頃で、参加者は林内に散在するショウジョウバカマを探し、しっかり写真に収めていた。またごく小さな葉先の子株の存在を教えてもらい、それがショウジョウバカマの繁殖手段の一つになっているという説明を聞いて、関心する人もいた。
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麹ヶ谷からは、班ごとに思い思いのルートで美術館前に戻り、流れ解散とした。一方、まだまだ歩き足りない人々は更に上に登り、尾根筋を通って薬草園経由で出発点に戻った。
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各班の様子やスナップ写真は、次のファイルをご覧下いただきたい。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2021/03/第176回森で遊ぶ会(有度山)実施報告.pdf