高山・市民の森 森林教室実施報告<森の散策>
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実施日時 令和3年9月12日(日) 10時~12時
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実施題目 森の散策
- 参加講師名 森林インストラクターしずおか
- 主担当: 青野、高橋
- アシスト: 小久保、杉山
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参加者 2家族 8人 (大人4人、子ども4人)
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概要 コロナの緊急事態宣言下でもあり「森の恵」は利用出来ず、午後予定の工作は中止にして、午前中の森の散策のみを行った。申し込みは30人以上あったようだが、抽選で参加者は6家族22人に絞られた。しかし当日は天候が芳しくなく4家族のキャンセルがあり、2家族のみの参加という寂しいイベントになった。散策は家族毎の2班に分かれてもらい、それぞれに2人のインストラクターがついて観察ウオークに出た。
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第1班は高山市民の森が初めてということなので、高山の池を見たり中間展望台に登ったりした。途中ではミズメやクロモジの香り体験などしながら、植物を観察した。また強毒性のシキミやミヤマシキミを注意すべき植物として覚えてもらった。
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カモシカが近くに現れたり、シイタケの榾木場のネットはサル避けのためであることなど、森の動物が身近な存在であることを感じてもらった。子どもは小さな女の子二人なので、途中の草花も摘んで楽しんだりした。
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第2班は以前ここに来たことがあるというので、今回は山頂まで往復した。途中ではクロモジやサンショウの香りを嗅いだり、ミツマタの独特の枝振りを見たりしながら、頑張って山頂を目指した。
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頂上はあいにく霧に包まれ、富士山も静岡の市街地も全く見えなかったが、ほかに2家族がハイキングに来ていた。下りの途中では林道上に仕掛けた定点カメラに鹿の様子が写っているのを、市の担当者から見せてもらった。「森の恵み」へ到着する寸前から雨が降り始めたが、濡れる前に帰着できた。
今日は午後の工作を中止にしたので、両班が帰着したところで解散とした。本来なら木の実のアクセサリー作りに使うはずだった見本の作品と材料の木の実を用意したので、それらをお土産に持って帰ってもらった。
詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2021/09/高山報告書(木の実)_20190912.pdf