高山・市民の森 森林教室実施報告<顕微鏡観察>

  1.  実施日時   令和5年9月10(日) 10時~14時15分
  2.  実施題目  森の散策、及び顕微鏡観察
  3.  参加講師名  森林インストラクターしずおか
    • 主担当:   小久保、佐野
    • アシスト: 青野、大石、越智、小嶋、小長井、杉山、早川、矢下
  4.  参加者 28人 (大人13人、子ども15人)
  5.  概要 今回は森の散策で集めた植物の葉や昆虫などを、顕微鏡で拡大して見てみようというプログラムだった。 当初は39人もの応募があった由だが、やや不安定な天候のためもあってか、キャンセルも出て28人に減ってしまった。水見色から入る道路の補修が進まず、新間からの代替道でしか高山に入れなかった事も影響しているのだろう。また、道に迷い到着が遅れた参加者もいた。道幅も狭く距離も長いその代替道だが、今回は新たに標識も沢山取りつけられて路面も整備され、従前より走りやすくなっていた。

 時折の晴れ間と雨が入り交じる不安定な天気だったが、幸い午前中は雨も降らず無事に森林散策ができた。ガイドに当たるインストラクターにも大勢参加してもらったので、全体を5班に分け2人ずつインストラクターを配置して散策を行った。近場の高山の池周辺や中間展望台付近を散策した班が多かったが、中には頑張って山頂まで登った班もあった。散策では各人が顕微鏡で見てみたい試料を集めてもらった。植物の葉や小さな花、種なども拡大して見ることで、自然の不思議さ、面白さを知ってもらおうというつもりだったが、やはり子ども達は昆虫の試料集めに夢中だったようだ。それぞれが見てみたい「試料」を手にして森の恵に戻ると、昼食の時間になった。

 午後からの顕微鏡観察は×20の実体顕微鏡での観察像をプロジェクターで投影し、皆でそれを見るという方法で行った。子ども達は自分が見たい試料を思い思いに差し出すので、それを順次試料台にセットした。最初に蝶やトンボなどの昆虫、次いで植物の葉などの一部を拡大投影すると、皆さんは初めて見るそれぞれの画像に驚きを隠せない様子だった。特に小さな赤とんぼなども、顕微鏡で拡大して見ると針のような剛毛の生えた脚や鋭いかぎ爪が現れたり、思わぬ世界が眼前に展開するので皆さんの目が釘付けになった。午後の部は14時までに終了ということで、これらの観察に十分な時間が割けなかったが、大人も子どもも驚きをもって楽しんでもらえるひとときになったのではないだろうか。

詳しくはこちら ⇒ http://shinrinshizuoka.com/wp-content/uploads/2023/09/高山実施報告(顕微鏡)202309.pdf

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